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『恋愛、ロマンス、101円~400円(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~34件目/全34件

  • シリーズ26冊
    0199(税込)

    恵まれない環境にありながらも、常に成績優秀で真面目な高校生・宮下桃子は、ある日暴走族「スケルトンズ」のリーダーである藤丸翔に一目惚れされる。不良である翔を毛嫌いしていた桃子だったが、翔の一途なアプローチに、次第に心惹かれていく。不良と優等生。正反対な2人の、過酷で美しくて愛おしい、ヒューマンラブストーリー。
    【収録作品】
    1.ハイティーン・ブギ
    2.円舞曲(ワルツ)ーマリアーその愛
  • シリーズ15冊
    110385(税込)
    著:
    千種あかり
    原:
    青によし
    キャラクター原案:
    唯奈
    著:
    青月まどか
    著:
    七里慧
    原:
    狭山 ひびき
    他3名
    レーベル: コイハル
    出版社: 宙出版

    ココロ、華やぐ、恋する。オトナ女子の恋愛コミック――
    『コイハル』vol.15!! (毎月第3火曜日配信)

    【待望の新連載スタート!「死にたくないので婚約破棄を所望します 四度目の人生、ヤンデレ王子に偏愛されてしまいました」】
    ■「死にたくないので婚約破棄を所望します 四度目の人生、ヤンデレ王子に偏愛されてしまいました」1話(千種あかり/原作:青によし/キャラクター原案:唯奈)
    *ヤンデレ王子×死に戻り令嬢 溺愛ラブファンタジー!!
    「ずっと好きだ、いや愛している。」婚約者の第一王子・シベリウスに浮気されたうえに駆け落ちされたユスティーナ。しかもシベリウスの浮気相手は第二王子・サリュの婚約者だった。ショックで闇落ちしたサリュに辺境の地へ追放されたユスティーナは魔物に襲われて死亡…したはずだったのに1年前に戻っていて…!? 二度目の人生で自分の運命を変えるべく、シベリウスとの結婚破棄を目指すユスティーナだけど、仲良くなったサリュからなぜか執着され突然プロポーズされてしまう!だけど…断ったら殺されるなんてきいてないんですけど――!?

    ■「熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き」84-2話(青月まどか)
    *推しアイドルが義理の兄!? 国民的アイドル×おせっかいJK 禁断シークレットラブ☆

    ■「悪徳令嬢に転生したのに、まさかの求婚!?~手のひら返しの求婚はお断りします!~」7話(七里 慧/原作:狭山ひびき/キャラクター原案:南々瀬なつ)
    *破滅回避に失敗した悪徳令嬢、処刑直前にプロポーズ&溺愛される!?

    ■「男運がEランクなので異世界の闇落ち神様に娶られました」15-1話(悦若えつこ)
    *闇堕ち神様のもとへ強制嫁入り!? 異世界和風ラブファンタジー!

    ■「モトカレ紫藤くんに告りたい! ~カップルユーチューバー始めました~」13話(みつか)
    *カップルユーチューバー×モトカレ×復活愛!
  • 倒錯的なプレイをしてみたい――
    秘密の願望はその夜、現実のものになった。

    メアリーが部屋に入ったとき、夫は若い男性客とブランデーを楽しんでいた。
    端整な顔立ちのその青年が言った。「こちらにおいでください。あなたをじっくり拝見したいので」
    彼は近づいていったメアリーのドレスを腰まで引き下ろし、ペチコートを引きはがした。「いけませんわ……おやめになって……」
    半裸の彼女を見つめる、青年と夫の舐めるような視線。
    青年は慣れた手つきでコルセットの前のホックを外し、あらわになった乳首をつまんでひねった。
    「奥さまは、好色な方でいらっしゃいますね」
    「底なしの欲望の持ち主です。さあ、始めてくれたまえ。好きにしてくれてかまわない」
    青年が瞳をきらめかせる。「デスクの上に身を乗り出し、もたれて」
    言われたとおりにすると、ズロースのスリットを左右に大きく広げられ、ヒップを丸出しにされた。
    ゆっくり、ゆっくりとヒップを這う彼の指が、そのとき不意に振り下ろされた。「ああ、痛い!」
    洗練された外見とは裏腹に彼は容赦なかった。メアリーのヒップの隅々に強烈な打撃を繰り出し……。
  • その夜、初めて秘密の願望を口にした。
    「私の両手をベッドに縛り付けて動けないようにして」

    寝室の壁に張り巡らされた巨大な鏡が見ている。夜ごと私が深紅のシーツの上で繰り広げる恋人たちとの淫靡な時間を――
    金曜の夜。ジョージが来た。「その髪は何だ」富豪の彼に不機嫌に言われ、急いでポニーテールにして寝室に入る。
    と、ベッドに腰かけていた彼はやおら立ち上がった。「俺の望みはわかっているだろ」
    ひざまずかせた私の髪を乱暴につかんで奉仕させたあと、慌ただしく帰っていった。
    月曜はカルヴィン。「オイルを塗ってくれ」たっぷり彼のものを愛撫すると、今度は彼がオイルをつけた指で私の敏感な場所を弄び始める。
    アブノーマルなのが彼の好みだ。私は四つん這いにさせられ、激しく貫かれた。
    そして今日は水曜日。内気なのに誰よりも貪欲なデニスは満足するまで一晩かかることもある。
    「今夜は違うことをしよう」デニスが言った。
    「何をしたいの?」彼はなぜかためらっている。
    私は我知らず口走った。「いい考えがあるの」脈が速くなっていく。「私の両手をベッドに縛り付けて、動けないようにして」
  • 念入りなマッサージをお願い。
    敏感な部分は指と舌で、ゆっくりと。

    ワーカホリック気味のキャリアウーマン、アレクシアはひとときたりとも携帯電話を手放せない。たとえヴァカンスの最中でも……ほら、また電話がかかってくるわ――
    だが、いまはそれどころではない。さきほどバーで知り合ったホテルのオーナー、逞しい肉体を持つリヴェラに魅入られて、ロビーの一角で抱きすくめられているのだから。
    誰かが角を曲がると、丸見えだと思うと鼓動が高まるけれど、それでもリヴェラの執拗な指がレースの布片を横にずらすと、ぞくぞくする。
    繊細な蕾がほとんどあらわになって脈打つと、リヴェラが指を止め、アレクシアを抱き上げて、夢のような屋上薔薇園へと誘うのだった……。

    辺り一面、酔わせるような薔薇の香りが漂うけれど、薔薇の茂みにはもう、花ひとつ、咲き誇ってはいなかった。リヴェラがアレクシアのために、花をすべて摘み取り、急ごしらえのベッドにまき散らしたから。
    逃れられないように覆いかぶさってくるリヴェラの美しい横顔から、どれほどの美しい声が漏れでるだろうと期待するのに、いつまでたっても何も言ってくれないのだ。だから、アレクシアは脚を大きく広げ、自ら哀願するように囁いた。
    愛・し・て・ほ・し・い、と――
  • 「口を開いて。ぼくをいい気持ちにさせて」
    やがて口いっぱい何か温かいものが広がって…。

    エリザベスにある日、見目麗しい公爵との縁談が舞い込んだ。
    後継ぎをもうけるため花嫁を迎えたいという公爵は、同性愛者だという噂。
    その証拠に、いつもそばにアーサーという美青年がぴたりとくっついている。
    いったいどうやって後継ぎをつくるのかしら?
    そして、迎えた初夜。夫妻はベッドに入ったものの――案の定うまくいかない。
    「ここで待っていてくれ」公爵はベッドを出て、自分の寝室へ。
    なかなか戻らない夫が気になり、エリザベスが公爵の部屋のドアを開けると……
    公爵の正面にひざまずくアーサーが、夫の一物を口ですっぽりと咥えている――!
    ああ、なんてこと!
    「ようこそ、リジー」アーサーは頭を傾け、エリザベスを見あげてにやりとした。
    「こっちへおいで」
    ハンサムで、美しく男らしい体つきの二人は猛々しい兵士のようだ。
    エリザベスは陶然となって一歩前に踏み出し……。
  • スカートを脱がせる。
    淫らなTバックがあらわになる。
    ぼくは人差し指を下へずらし…。

    アムステルダムへ向かう列車で、セクシーなブロンドの青年が向かいに座った。
    彼――チャドとの会話は弾んだが、何事もなく駅で別れた。当然だった。私には夫がいる。
    翌朝、散歩中に財布をすられたことに気づいてホテルに戻ろうとしたとき、私の財布を手にチャドが現れた。
    いたずらのお詫びにコーヒーをおごると誘われ、カフェに入った。
    「あの……」彼は照れくさそうに言った。「すごく惹かれてるんだ。モーガン、もっとあなたが見たい。意味わかるよね」
    夫を裏切る気はなかった。「話をするだけなら問題ないわ」
    「それなら、もしも一緒にあなたの部屋に行ったら、僕があなたをどんなふうにファックするか、詳しく話してもいい?」
    心臓が早鐘を打ちはじめた。肉体的な関係には進まないのだ。あと数分くらい……。「いいわよ、チャド」
    「僕はあなたを壁に押しつけ、両手で顔をはさむ。それから舌であなたの唇を開き、じっくりとキスをする」
    私は彼の目を見た。欲望の波が体の奥深くからこみ上げてくる。
    「あなたの喉に歯を立てたいと言ったら?」低く甘い囁きに、私は催眠術にかかったようになって……。
  • 「もっと締めつけろ」「もっと強く」
    秘密の恋人が王妃に命じる。
    私の盗み見に気づいた彼は――!

    「もっと締めつけろ。もっと強く」
    秘密の愛人が王妃マリー・アントワネットに荒々しく命じる声がもれ聞こえて、今宵も侍女アラベルは頬を染めずにはいられない。男の体から立ち込める甘い麝香の香り――
    ため息をついて廊下を歩いていると、黒い人影があらわれ、アラベルは捕まえられる。見知らぬ男はアラベルを抱えあげると、腰に尖ったモノをこすりつけてきた。
    冷たい床に押しつけられて、いまや、アラベルの下半身はむき出しだ。
    男の指先が襞をかき分け、ピンク色に腫れあがった欲望の芯にたどりついた。花芯を軽く摘ままれると、思わず喘ぎ声が出てしまう。
    アラベルが可愛いお尻をよじったそのとき、大きくて長い蛇にいっきに貫かれたのに気づいて、はっと息をのんだ。
    ヘアブラシの柄や、ときには侍女たちに指を入れてもらったことはあるけれど、男性自身を差し入れられたことは一度もないのに……。
    アラベルが処女だとわかると、いっそう興奮をかき立てられたのか、男は激しい挿入を繰り返し始める。
    そして、男からは麝香の甘い香りが……。
  • きみが組み伏せられて、
    プッシーをなめられたり
    ペニスを押し込まれたりするのを見たい。

    他の男とセックスするわたしを見ること。
    それが、ゲイブがわたしに望んだ愛し方だ。美青年のナイルに貫かれるさまを、彼は見るだけ。
    キスしたい、彼を愛撫したい……それなのに、触れさせてくれないゲイブの狡い愛し方に、わたしは多少なりとも傷ついていた。
    「両手で自分の胸をいじるんだ」
    羞恥に眩む想いで、ゲイブに言われるままに――むっちりとしたわたしが唯一、自慢できる――豊満な胸を露出させ、尖った乳首を親指と人差し指で何度もいじくった。ノーマルとは言いがたい性交のせいで、引き攣るように身悶えて、知らぬ間に締めつけている。
    こうして、いけない官能に溺れ、飼育されていくのだ。
    だがやがて、わたしは気づいてしまう。ゲイブの目がナイルを……熱を孕んだまなざしで、ナイルの美貌を陶然と見つめていることを。
    ナイルの尻をなでまわしながら、もう一方の手をシャツの裾から背中にすべりこませているのを。
    ゲイブが欲しいのは、本当にわたしなのだろうか――それともナイル?
  • むきだしのお尻を叩いて、
    甘い割れ目を舐めてイカせてほしい――!

    エルはある日、親友のサーシャに誘われて、彼女の知人ステファンおじさんが住むというベネチアへ行くことになった。
    運河に面した大邸宅。夢のようにゴージャスな、素晴らしい休暇になる――はずだった。
    ところが、その夜、遠くから女の喘ぎ声がもれ聞こえてきたのだ。
    驚くエルが部屋を覗くと、そこには美しいサーシャの白い裸身が闇に浮かび上がっていた。豊かな黒髪、情熱的な黒い瞳、見たことがないほどの美貌の男ステファンの、男らしい完璧な肉体に貫かれて。
    まるで何かの罰かのように、サーシャの尻の頬を激しく叩き続け、泣き声をあげさせるや、股を開かせ、「私はふしだらな女です」と口走らせるまで、尻に指を入れて突き続ける。
    唇がはねあがり、面白がっているのは明らかだ。その端整なステファンの姿を見つめているうちに、エルの股間は疼き、手は知らず秘所に触れていた。
    もう止められなかった。鏡の前にある大理石のテーブルに片方の足を置き、太ももを広げてショーツの上から撫で始めた……。
  • 俺のペニスピアスが
    彼女のスイートスポットをこすった瞬間の顔を見てみたい。

    その夜もキットはクラブへ行った。お目当てはマーシー。セクシーな美女だ。
    黒革のミニスカートにピンク色のホルタートップ。純情そうな顔立ちからは想像もできないほど、腰の動きに色気がある。
    さりげなく近づいて、囁くのだ。俺のモノに夜通しなぶられてみたいか? と。
    銀のピアスが6つ嵌まった――ベッドの相手の感度を増すためにつけた――俺の自慢のモノに。
    股間はすでに脈打っていた。俺の銀のピアスがスイートスポットをこすった瞬間の彼女の顔を見たい。
    キットはマーシーのところまで行くと、彼女に体を密着させた。ヒップを抱きかかえ、音楽に合わせて体を揺らしだす。
    ――マーシーは目を閉じ、キットの体の熱を感じていた。彼はいつも私を誘惑するのだ。目覚めているときだけでなく、夢の中でも。
    彼の手が脇から背中へと滑ってホルタートップの下へと潜りこんできた。
    思わず吐息をもらす。体の奥深くで悦びがつのっていき、我知らず太腿の内側に力が入る。
    彼の姿を見ただけで正気を失ってしまいそうなのに、こんなふうに抱き合ったら、まともでいられるはずがない。
    だが今夜のキットは容赦しなかった。もう一方の手でスカートをめくって太腿に指を這わせ……。
  • んんっ…声が出ちゃう…。
    隣室でお祖父ちゃんが寝てるのに。

    妹に比べて不完全な人間で、吃音もあるわたしは誰にも愛されない――そんな思いに、物心ついたときからずっと苛まれてきた。妹のほうが美しくて、賢くて、今日、結婚も先を越されてしまった。
    そんなことをつらつら考えていると、一睡もできなくなって、暑苦しくて……だめ、のどが乾いてたまらない。
    「ル、ルーカス。ど、どうして、こ、ここに?」
    驚きのあまり、声がもれた。キッチンに降りると、もう帰ったと思っていた、片恋相手のルーカスが目の前になぜかいて、ショートパンツしか身につけていない姿で立っていたから。
    そういうわたしもネグリジェが汗だくで、ぴったり張りついて、裸同然だ。胸の膨らみを慌てて腕で隠しても、ルーカスには丸見えだろう。彼に触れられるのを乞い願い、乳首がつんと尖っているのが。
    ルーカスがショートパンツをすばやく足首までおろすと、黒々とした股間が露わになり、わたしはあっと声をあげそうになった。
    逃れるようにキッチン・カウンターに乗り上げると、ルーカスの指がついてくるように伸びてきて……胸にされる甘やかな愛撫に我を忘れて、すがろうとするけれど、なめらかな表面の上では支えになるものなど何も見つからない。
    ネグリジェをまくりあげられて、腕にからみついたまま全裸にされると、恥ずかしくて、手のひらに爪が食い込むまでこぶしを握りしめた。
    これから何をするつもりなの? その答えはわからない――だけど、彼のさらなる愛撫を心の底から求めていることだけははっきりとわかる。
  • ある日、裸の男が天から降ってきた。
    たくましい体。情欲に燃える目。
    「ぼくの任務は、君がしてほしいことをすること」

    ブリザード吹き荒れる凍えるような夜、
    雷鳴とともに、裏庭に大きな何かがおちてきた。
    物だと思ったら――裸の男だった。
    豊かな黒髪と、光る肌。広い肩と胸。引き締まった腰。たくましい太腿。
    きれいに筋肉がついた丸い尻。男性器は……。
    リリーは驚いて彼を家に入れた。毛布を着せかけ、ココアをいれる。
    ザカライアと名乗った男を、リリーはザックと呼ぶことにした。
    大雪が降っているのに、彼には雪のかけら一つついていない。
    いったい何者? 宇宙人? 未来人? それとも――。
    「どうしてここに来たの?」「君がしたいことをするためだ」
    「もし出ていけと言ったら?」「ぼくは任務に失敗しない」
    彼の黒い目に何かが光った。
    大きくてたくましい手が伸びてきて……!?
  • 家庭教師の白い肌に舌を這わすと、
    お尻が震え、喘ぎ声が漏れた。

    「お兄様に秘密にしていただけるなら、この体を閣下に差しだしますわ」
    木登りをしていた淑女を引きずり下ろすと、伯爵家の次男ウィリアムの掌中にすっぽりとおさまり、妖艶なまなざしでそう訴えた。
    彼女の名はクリスティン。まもなくウィリアムの兄と結婚する見目麗しい婚約者だったが、なぜか兄を忌み嫌い、家庭教師となって逃げていたところを、ウィリアムが捕らえたのだ。
    シャワーを浴びながらも、ウィリアムはクリスティンのことが気になってたまらない。いまから彼女のドレスを剥ぎ取り、裸にさせ、男をまだよく知らない白い貞淑な肉体に、思うままに快楽を注ぐ――そう考えるだけで股間が熱くなり、思わず慰めていた。
    そのときふと、“彼女も自分で自分を慰め、悦びを得たことがあるだろうか?”とウィリアムは思いつき、その考えに囚われた……。

    バスルームから出たウィリアムは、巨大なベッドの真ん中に横たわったクリスティンの裸身を見下ろし、甘い言葉で囁いた。「自分の体に触れてみてくれ」
    予想していた以上に、淫らな色香を滲ませる肢体の持ち主――クリスティンが腹部から胸へと両手を這いのぼらせ、手のひらで豊満な乳房を包み込むと、親指で乳首のまわりに弧を描き始めた。さらに唇をわななかせて、あられもなく脚を広げるさまに、ウィリアムの理性はいっきに吹き飛んだが、ひとつだけ決めていたことがあった。
    彼女が自慰でイッたことがあるかどうか――なんとしても、その答えだけは見つけださなくてはならない。
  • 彼の指が下着の中へ滑り込む。
    だめ…カメラの前でイっちゃう。

    「おっぱい」と聞くだけで、顔を赤らめる清楚女優――そんなわたしをたった4日で、本能のままの獣に変えた男。
    知性派俳優ミハエル・サマーヴィル――セクシーな魅力を放つ色男が、官能芸術映画の撮影中、衣装のボディスに指を滑り込ませてきたのだ。
    ミハイルの親指が硬くなった蕾を刺激するだけで、わたしの乳首に命が吹き込まれる。鋭いまなざしで見つめられるだけで、骨の髄までとろかされる。
    事実、この4日間、“アレ”を思い出しては、丁寧に擦る、甘ったるい彼の指ばかりをわたしは考えている。
    撮影のあいまに行った海で、ミハイルはビキニの結び目をほどきながら、もう片方の手でわたしのいやらしい場所を包み込んだ。
    伸縮性のある布地を必死で横にずらそうとして、指の先端や関節が花芯にあたるたびに、あられもなく嬌声をあげ、体をのたうたせるわたしがいる。ついにミハイルは完全に布地をずらすことに成功し――彼の指がゆっくりと差し込まれてきた……。
    そんな淫靡な“アレ”の記憶にたゆたっているときに、監督の声が突然響いた。
    「君たちが本当にやっているところを、撮影したい」
  • このひとの喉元に蜂蜜を垂らし、
    舌先で舐めてみたい……今すぐ。

    「きみの土曜日の夜の習慣を教えてくれ。不道徳な習慣を」
    「毎週土曜日の夜、マスターベーションするわ」目を伏せて答えると、マルコが、目を細めてわたしをじっと見つめる。
    脚の間がしっとりと濡れるのを感じる。立ち上がって、黒いレースのショーツをおろし、わたしが脚を広げて見せると、マルコのうめき声がする。
    マルコは、コーヒーテーブルを脇へ押しやり、わたしの両脚を肩にかけ、手を押しのけると、舌をリズミカルに動かして花の蕾を舐めたり吸ったりしながら、皿の上にあったピクルスに手を伸ばし、わたしの奥深くへ挿入し始めた。
    手からこぼれ落ちたラベンダー色の革製ノートパッド――わたしの成功の象徴――が転がっていき、彼の屋敷のプールの底へ沈んでいく……。
    昨夜のパーティで、謎めいたハンサムな大富豪マルコが、官能的な笑みを浮かべながら声をかけてきたのだ。
    “一晩だけ、僕のいいなりになれば、きみにぼくの屋敷をあげよう”と――
    でも、よく知らない彼に何をされるというの? もしも四肢を縛られて、鞭や鎖が出てきたら――そのときのわたしは頭がおかしくなっていたに違いない。いままで無難に生きてきたわたしなのに、知らぬ間に頷いていたのだ。
    完全にプールの底に沈んでいる、ノートパッド。あれはわたし? 危険に飛び込んだあげく、永遠に使い物にならなくなってしまった……わたし――
  • ユニス・キャトレイは子爵家の長女でありながら、借金を抱えた実家へ仕送りをするため、王女の侍女として働いていた。彼女の夢は世界に唯ひとつ、自分だけのオーダーメイドドレスを作ること。ある夜会の夜、ユニスは王女・イングリットから、破れた上着を直してほしいと頼まれる。それはユニスのあこれがれの騎士・ディーングラードのものだった。 ※小説版『英雄騎士は健気な侍女を不器用に愛します』のコミカライズです。
  • 僕が十歳の時、父さんの再婚によって、切子(きりこ)は同い年の妹になった。そして十七歳の夏、それまでの謎がすべて明らかになった時、思いもしなかった結末を迎える――。
  • シリーズ3冊
    352605(税込)
    著者:
    ざくざくろ
    レーベル: コルクスタジオ
    出版社: コルク

    「必要とされると、拒めない...」
    上戸有紗は、「コレ」でしか役に立てないと、求めてきた男性につい体を許してしまう。
    軽度の知的障害をもつ自分に自信が持てない有紗は、優しくしてくれるバイト先の社員・岡村さんが気になり始めて・・・。
    不安定な二人の行き先から目を離せなくなる、切なくも愛おしい恋のものがたり。

    【「必要とされると拒めない女の子が恋をする話」として、SNSで話題沸騰】
    ・心がぎゅーっとなる...
    ・誰かに必要とされる事を求めてしまう気持が痛いほどわかる
    ・どうにかして、二人に幸せになってほしい...
    という感想、多数。

    【電子書籍限定、描き下ろしマンガ12P付き!】

    ■目次
    ・必要とされると拒めない
    ・せめて「普通」でいなくちゃ
    ・加速していく二人の気持ち
    ・【おまけマンガ】岡村さんと有紗(10P)
    ・【おまけマンガ】ざくざくろより(2P)

    【著者:ざくざくろ】
    姉の影響で漫画を描き始める。ずっと漫画家になりたかったが、投稿を続けるもデビューできず。
    他の仕事を転々としながら漫画を描き続けた。7年前に今の夫と再婚。
    そのころ発達障害(ADHDと自閉症スペクトラム)と診断される。
    薬と夫の質問力のおかげで思考が整理され、そのころから漫画を描く力がちょっとずつ上がり、
    インスタでエッセイを描いたところフォロワーさんが急増し、漫画の仕事をもらうようになる。
  • これから俺の従順な生徒になると誓いますか?
    秘めやかに行われる、主従逆転の個人授業

    社交界デビューを果たした伯爵令嬢ソフィアはある理由から『不完全な淑女』と噂されてしまう。悩んだソフィアは屋敷で雇われることになった使用人ベンに淑女の振る舞いを教わることに。まるで貴公子のような立ち振る舞いで施されたのは、蕩けるように甘い閨のレッスン。目隠しをして連れていかれたのはどこかの豪奢な寝室で……彼は一体何者なの?
  • 君は本当に、男というものをまるでわかっていない
    溺愛侯爵×箱入りの幼妻 両片思いの逃避行LOVE

    「ほら、後から後から蜜が溢れてくる……」幼くして嫁いだ夫・アルノルトから一度も身体を求められることなく、結婚から5年経った今も「処女」のコルネリア。妻として大事にされているのはわかるけれど、なぜ夫は自分を抱いてくれないのか。不安を抱えるコルネリアだが、ある日アルノルトに好きな人がいることを知ってしまい、家を飛び出して……!?
  • おまえのきれいな花をよく見せてくれ
    花売り娘を拾ったのは女嫌いの貴族様

    育ての親に<花を売る>ため夜の街へと放りだされたエフラシア。その言葉が持つ意味を知らず、危うく襲われかける。通りすがりの伯爵・テオドールに助けられ、なぜか彼の屋敷で淑女教育を受けることに。「ここはどんな花びらよりも甘くて美しいな」女嫌いのはずの彼に熱く囁かれ、エフラシアは初めての悦びに抗えない。彼には婚約者がいるのに……。
  • 小さな教会で、あの耳慣れた誓いの言葉を聞きながら、ああ、私はこの人とこれからずっと一緒に年を取ってゆくんだってうなずいた。     …あっという間にもうじき6回目の結婚記念日がやって来る。私達は自分達が思う以上に家庭が楽しくて子供が可愛くて…。でも本当に幸せだった。そんなある日、最近体の不調を感じていた卓が病院で検査すると、重症筋無力症と診断された!?1人悩んだ卓は、病気が重くなる前に妻子に別れをと、嘘をついて離婚届を妻の前に差し出した。
  • 15年前、私が園児だった頃、憧れだった園長先生の息子、省太郎。今は私が働く園に、なんと彼が先生としてやってくる。これは運命!?ところがやってきたのはサングラスに革ジャン。くわえタバコの悪そうな男。タバコを捨てて、園児に注意される始末。怖そうな外見に園児が泣き出し、勘違いした真知子は看板で殴りつけてしまう。なんと、この人が省太郎先生だったなんて。私ったらなんてことを?っ。美しいはずの再会が、最悪の再会に…!?
  • 父親を知らずに育った理沙。母のような女になりたくないと永遠の愛を求めてお見合いを繰り返す。そんな理沙の前に優しくてかっこいい男が現れた。苦節22年、ろくな男に会えなかったけどこんな人とこんな出会いで…となれば理想よね!と思っていたら「タイプなんだ。ババアになる前に1回やらしてくんない?」
  • 職員食堂で打ち合わせしてたら相手がいきなり「近々、僕と結婚しませんか!!」ですって!?私は優雅な独身生活を楽しむ事に決めたの。「いいじゃない。国立大出の国家公務員なんて安全パイよ」「冗談じゃないわよ。大体ものには順序ってものがあるでしょ!!仕事の打ち合わせで3・4回会っただけでいきなり結婚しようだなんて手抜きもいいとこよ!!」とにかくもう男も結婚もコリゴリ。そしたらなんと、私にプロポーズしたばかりの男が見合いをしていた!?どういうことなのかしら、一体…!?
  • 12歳の時、愛を知った。けれど引き裂かれてしまった2人。15年間探し続けたけれど見つからなかった。今も、その愛を追いかけている。1年半ぶりに会った従兄は、なんて背が高くなったろ…。なんて髪がのびたろ…。なんて…。あたしは胸のドキドキが止まらなかった。ハーブガーデンであたし達はキスを交わした。けれど2人の父親が仲違いしていたために、あたし達は引き裂かれ…―。
  • ああ神様、幸薄き私に幸せな結婚をお与えください――。ツキのない人生を送ってきた本田いおり(30歳)にやってきたハッピーウェディング! これでやっと幸せに……と思いきや、またもやトラブルの予感……。せっかくのハネムーン旅行も車がエンスト、飛行機に乗り遅れてキャンセル待ちで1日遅れ…。最初から嫌な予感しかしない私に大まかな性格の司は「これ以上どんなトラブルがあるっていうんだ」って笑い飛ばしてくれたけど…。そんな矢先に、司の元カノが旅行先の空港で待っていて…やっぱりすんなりゴールインなんてできない!?
  • 楠城物産社長、博文39歳。姉の夫。姉が13年前に亡くなってからずっと兄妹として暮らして来たけれど、私はお兄さんが大好きだった。博文は、ある日見合いをすることになった。実は妻の妹の沙也香を嫁に出すのが目的だったのだが、妹達は「あたし達を追っ払って再婚しようなんて甘いわよっ」。娘でさえも「あたしの気に入らない女の人なんて絶対許さないから」というありさま。13年間、博文の事を秘かに想い続けていた沙也香の本心は複雑。ところが秘かにどころか皆に博文との結婚を勧められて…!?
  • アニークが海辺にあるおばの家に辿り着いたのは、真夜中すぎのこと。傷ついた心を癒そうと平穏を求めてやってきたのだ。だが疲れた体を引きずるようにキッチンに入ると、見知らぬハンサムな男性がいる。いったい、だれ? おばの隣人だという彼になぜか神経を逆撫でされ、アニークが苛立ちを露わにすると、からかうように唇を奪われ……。
  • 派遣看護師のメグは患者のつき添いのためクリスマスをセビリアで過ごすことになり、患者の名づけ子であるスペイン人公爵のクリスティアンと知り合った。貴族然として尊大な彼に反感を抱くメグだったが、数日後、公爵邸に招待されたとき、彼とふたりきりでエレベーターに閉じこめられてしまう。さらに驚くことに、突然唇を奪われて……。
  • 名家の生まれながら、継母と継妹に虐げられながら暮らすバーサは、自分のバースデーパーティにもかかわらず悪趣味なドレスを着せられ立ちつくしていた。大勢の招待客が美しい継妹に興味を示し、平凡な容姿のバーサには誰も近寄ってこない。そんななか、ドクターのオリヴァーが彼女に声をかけた。「ここを抜けだして食事に行かないか?」
  • 田舎町の診療所で看護師として働くララ。今年のクリスマスにはドクターの息子ニックが帰ってくるという。七年前のイブの日にダンスパーティでニックに恋したララは、次の日からダイエットに励んだ。今はもう太って未熟な少女ではないわたしを、彼はどう思ってくれるかしら。ララは期待に胸を高鳴らせるが、現実はあまりに残酷なものだった。
  • 弟が仕事のトラブルでトルコに拘束されていると知り、弁護士のリジーはイスタンブールへ飛んだ。人々にスルタンと呼ばれる大物実業家ケマルと交渉するが、らちが明かない。そこで彼女は、クリスマスまでに弟を帰国させたい一心で、自分が人質になると申し出た。圧倒的な権力を誇るケマルのもと、絢爛豪華なハーレムでの暮らしが始まった。

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