セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
コアミックス作品コイン50%還元
期間限定!初めての予約購入で最大コイン+20%還元!

『日本文学、恋愛(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全624件

  • 726(税込)
    著者:
    クレハ
    イラスト:
    ボダックス
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    超大ヒット中の異能×和風恋愛ファンタジー新展開!華を狙う新たな人物が?

    朔の企みで、ついに毒親な両親たちを一瀬の長から失脚させることに成功した華。
    没交渉だった兄、柳の本心も知ることができ、少しずつ兄妹の交流も復活し始める。
    その過程で華は、朔への恋心を少しずつ自覚し始めるのだが、2人は相変わらずな距離感で過ごしていた。

    そんな中、第一から第五までの黒曜学校合同の学祭が開催されることになり、今回は、一ノ宮家が取り仕切り、華たちが所属する第一学校で行われるという。
    その目玉プログラムは、各学校の代表生徒同士で術者の技を競い合い、優勝を決める術者交流戦。
    式神たちとのんびり屋台などを楽しもうと思っていた華だったが、皆に本当の実力を知られてしまったことがあだとなり、不本意ながら選抜メンバーに担ぎ出されてしまう。
    最大のライバルは、ここ数年の優勝をかっさらっている第四学校。その中でも、攻撃力に特化した四ツ門家の後継者候補である四ツ門牡丹だった。
    高飛車で勝ち気なお嬢さまである牡丹は、何かと華を馬鹿にし、噛みついてきて……?

    その一方で、術者協会から呪具を盗む事件を起こし、協会に捕縛されていた「彼岸の髑髏」のメンバーが、厳重な監視下にあったにも関わらず、突然全員苦しみ悶え死んでしまう。
    朔は腹心の柳と、“漆黒最強”の誉れ高い術者、四道 葛(しどう かずら)に調査を命じるが――。
  • ただ好きで、ただ会いたいだけだった――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦となったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった……。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長篇小説。各紙誌でも大絶賛された、第25回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。
  • 「めぐみ食堂」御用達の鰹節屋の娘にアプローチしたい男性が、恵に協力を依頼してきて……。人情&グルメで人気のシリーズ第11弾!

    悩んだときには、まずは美味しい料理をどうぞ! 元占い師の女将が常連客たちの結婚の悩みを解きほぐす、人気の人情グルメシリーズ「めぐみ食堂」の仕入れ先である、豊洲市場の鰹節屋の娘が“玉の輿婚”の末、子供を連れて実家に戻ったという。事情を聞いた恵は、同じく仕入れ先である、つまもの屋の若旦那から彼女との恋の仲立ちを頼まれ、ひと肌脱ごうとする。一方、ある常連客の女性が、一度に二人の男性から思いを寄せられて……。豆腐と塩鮭の鉢蒸し、マンゴーのカナッペなど、お酒に合う新メニューも満載の人気シリーズ第11弾! 〈目次〉●一皿目 蕎麦で愛して ●二皿目 からし菜の哀しみ ●三皿目 萌えろ、キャンプの火 ●四皿目 ホタルイカのお相手 ●五皿目 危うし、マンゴー! ●『婚活食堂11』レシピ集
  • 990(税込)
    著者:
    相沢沙呼
    著者:
    青崎有吾
    著者:
    乾くるみ
    著者:
    織守きょうや
    著者:
    斜線堂 有紀
    著者:
    武田綾乃
    他1名

    話題沸騰の傑作アンソロジー待望の文庫化!
    百合って、なんだろう。
    彼女と私、至極の関係性。“観測者"は、あなた。

    新学期初日、彼女を見つけた。窓際の一番後ろの席でうたたねしている姿から目が離せなくなった…(「椿と悠」)。
    なぜ最強の姉妹は近付く“観測者”を片っ端から殺していくのか。彼女たちを追い異国の地へ…(「恋澤姉妹」)。
    百合――女性同士の関係性をモチーフに豪華作家陣が描く珠玉の七編とそれを彩る七点のイラスト。究極のコラボレーションが実現!

    相沢沙呼「微笑の対価」/扉イラスト 清原紘
    青崎有吾「恋澤姉妹」/扉イラスト 伊藤階
    乾くるみ「九百十七円は高すぎる」/扉イラスト 郷本
    織守きょうや「椿と悠」/扉イラスト 原百合子
    斜線堂有紀「百合である値打ちもない」/扉イラスト たいぼく
    武田綾乃「馬鹿者の恋」/扉イラスト けーしん
    円居挽「上手くなるまで待って」/扉イラスト toi8

    カバーイラスト/100年
    カバーデザイン/円と球
  • 冥府の王に気に入られ、後宮に女官として潜入!?

    【第8回角川文庫キャラクター小説大賞《奨励賞》受賞作!】

    ◆あらすじ◆
    名門の娘ながら代書屋を営む藍夏月は、人ならぬものと縁があり、幽鬼からの代書も引き受けている。しかしある日、うっかり転んで死んでしまった! 気付けば彼女は冥府の王、泰山府君の前にいた。ここで死ぬわけにはいかないと、夏月は冥界でも懸命に働き、条件付きで蘇ることに! それは現世で泰山府君の調べ物を手伝うこと。生き返った彼女は王城で女官勤めをすることになり……。
    天才代書屋少女が後宮の闇を暴く、中華ミステリ!

    ◆登場人物◆
    藍夏月(らんかげつ)
    16歳。代書屋『灰塵庵』を営む名家の娘。幽鬼への関心が高く、彼らの代書も引き受ける。
    故あって王城で女官勤めを始める。

    可不可(かふか)
    20歳前後。夏月の従者で藍家の使用人。西域の血が混じっている。

    洪緑水(こうりょくすい)
    27歳。秘書省写本府長官。女官として働く夏月の上司。
    穏やかな笑みを浮かべる美青年だが、したたかさもある。

    泰山府君(たいざんふくん)
    冥府の王。傲岸不遜な性格。
    死後裁判を行う神で、禄命簿という人の運命が記された帳面を持つ。
  • 彼女の名前は、上から読んでも下から読んでも、山田真野(ヤマダマヤ)。吉祥寺の喫茶店に勤める細身で美人の彼女に会いたくて、僕はその店に通い詰めていた。とあるきっかけで仲良くなることに成功したものの、彼女には何か背景がありそうだ…。愛の永続性を祈る心情の瑞々しさが胸を打つ表題作など、せつない五つの恋愛模様を描く中田永一の代表作。
  • この一冊で世界が変わる、かもしれない。仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。 明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。限定の書き下ろしあとがき収録。
  • 「本当の気持ち」をさがすふたりの、世界を変える冒険がはじまる!

    季節はずれのふしぎな雪がふった、ある夏の日。
    15歳の僕、柊が出会ったのは、頭にツノが生えた女の子、ツムギ。
    子どものころにいなくなったお母さんの行方を追って、鬼の世界からやって来たらしい!

    一緒にお母さんをさがすことに決めたけど、
    自分の気持ちを伝えるのが苦手な僕と、思ったことははっきりと伝えるツムギ、
    "正反対"な僕たちの冒険は、予想外でトラブルも続出!?
    さらには、鬼の世界の秘密にかかわる、大事件にまきこまれることになって!?


    5月24日(金) Netflix世界独占配信&日本劇場公開
    『泣きたい私は猫をかぶる』『雨を告げる漂流団地』につづく 話題の映画ノベライズ!
    【小学中級から ★★】
  • 電撃小説大賞受賞! これは偽りの君と透明な僕が描く、恋と復讐の物語。

    なげやりな日々を送る高校生の優希。夏休み明けのある日、彼はひとり孤独に絵を描き続ける少女・さやかと出会う。
    ――私の復讐を手伝ってくれませんか。
    六年前共に絵を学んだ少女は、人の視線を恐れ、目を開くことができなくなっていた。それでも人を描くことが自分の「復讐」であり、絶対にやり遂げたいという。
    彼女の切実な思いを知った優希は絵の被写体として協力することに。
    二人きりで過ごすなかで、優希はさやかのひたむきさに惹かれていく。しかし、さやかには優希に打ち明けていないもう一つの秘密があって……。
    学校、家族、進路、友人――様々な悩みを抱える高校生の男女が「絵を描く」ことを通じて自らの人生を切り開いていく青春ラブストーリー。
  • オレも、このストラディバリウスも、託生と出会うために生まれてきたんだよ

    他者の才能を見抜く天才であり、人と人を繋ぐ天才であり、投資を惜しまず、見込んだ者へ裁量を委ねる天才でもある世界的企業の御曹司、ギイこと崎義一。彼は最愛の恋人・葉山託生を手伝うため、演奏家を目指す子どもたちが参加するサマーキャンプのスタッフとして九鬼島を訪れていた。そのサマーキャンプの最中に、自分の誕生日がやってくるのだ。託生に直接祝ってもらえる誕生日に胸を躍らせつつ、ギイはサマーキャンプのゲストたちの様々な悩みを鮮やかに解決していくのだった……。
  • 京の町を脅かす“百鬼夜行”。事態の収拾のため菖蒲や四神たちはそれぞれ動き出すが……大人気和風ファンタジー、待望の第二巻!

    時は大正、特殊な力を持つ「神子」が台頭する時代。「麒麟」の能力を発現させた梅咲菖蒲は、その力によって新時代の斎王を選んだ。元許嫁で初恋の人でもある立夏と心を通わせ、和やかな時間を過ごすも、京都の町では“百鬼夜行”による事件が発生。菖蒲や斎王たちは、事態の収拾に向けて動き出す。一方、立夏は菖蒲との仲を周囲に認めてもらおうと焦っていて――? 菖蒲と立夏の恋の行方、忍び寄る敵との戦いや、菖蒲を守る四神たちの活躍など、一巻から更にスケールアップ! 甘酸っぱくて切ない、和風ファンタジー第二弾。
  • わけあり契約婚夫婦が織りなす波乱と癒しの新婚ラブファンタジー!

    辺境領主令嬢のオルテンシアはある日、王妃から命を狙われている第二王子のトゥライビス殿下を辺境領で匿う為、殿下と契約結婚をすることに。
    「夫」となった殿下は辺境領独自の動植物に目を輝かせ、不遇な生い立ちなど感じさせない強さを持った美青年だった。そんな殿下と過ごすうちにオルテンシアは恋心を抱いてしまう。 しかし、オルテンシアには殿下には知られたくないある秘密があって――。
    互いにわけありな契約婚夫婦が紡ぐ、波乱と癒しの新婚ラブファンタジー!
  • 990(税込)
    著者:
    中島京子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人生に躓いたら、この秘密基地に来て。第72回芸術選奨文部科学大臣賞作!

    「わかっちゃった。あなたもムーンライト・フリット(夜逃げ)でしょ」。人生の曲がり角、遅れてやってきた夏休みのような時間に巡り合った男女。高原に建つかつてのペンションで、静かな共同生活が始まる。
  • 792(税込)
    著者:
    鷹井伶
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    流罪となった若き殿さま、彼は運命に逆らい、私を導いてくれる。書き下ろし

    紀伊の霊峰を仰ぐ地で、刀鍛冶の家系に生まれた美禰は、後継者となるべく鋒みね国くにの名を与えられ、男を装うよう育てられた。だが、流刑の殿様との出会いが彼女の運命を大きく動かす。新シリーズ開幕。
  • 407(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    喜多嶋隆
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    この海辺の料理店には、あなたが求めているものがきっとある。

    守りたい居場所が、ここにある――

    海果は、この夏最大のピンチを迎えていた。台風で家が大きな被害を受けた上、近所にパスタのチェーン店ができたのだ。端物の魚介類や、地元産の形が不揃いの野菜を使って原価を抑えても安さで負ける。落ち込む海果だが、相棒・愛の機転で新しい看板メニューが誕生。やがて、2軒の店をめぐる事態は思わぬ展開に……。葉山の海辺にある料理店を舞台に、素朴で実直な海果を取り巻く人間模様を描く。潮風が吹き抜ける感動の物語。
  • 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『それから』『こころ』『明暗』など、100年以上読み継がれる多くの名作を生み出し、近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石。後期三部作の一つ『こころ』を収録。
  • 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『それから』『こころ』『明暗』など、100年以上読み継がれる多くの名作を生み出し、近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石。前期三部作の一つ『それから』を収録。
  • 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『それから』『こころ』『明暗』など、100年以上読み継がれる多くの名作を生み出し、近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石。冒頭の「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」があまりにも有名な初期の名作『草枕』を収録。
  • 実力派作家の書き下ろしと「百合文芸小説コンテスト」発の新鋭が競演する、珠玉のアンソロジー。百合小説の〈今〉がここにある。

    【著者略歴(五十音順)】

    ・アサウラ
    1984年生まれ。TVアニメ『リコリス・リコイル』ストーリー原案など。

    ・小野繙(おの・ひもとく)
    1996年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・河出書房新社賞受賞。

    ・櫛木理宇(くしき・りう)
    1972年生まれ。『ホーンテッド・キャンパス』『死刑にいたる病』など。

    ・坂崎かおる(さかさき・かおる)
    1984年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・大賞受賞。

    ・斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき)
    1993年生まれ。『恋に至る病』『楽園とは探偵の不在なり』など。

    ・南木義隆(なんぼく・よしたか)
    1991年生まれ。『蝶と帝国』「月と怪物」など。

    ・深緑野分(ふかみどり・のわき)
    1983年生まれ。『ベルリンは晴れているか』『スタッフロール』など。

    ・宮木あや子(みやぎ・あやこ)
    1976年生まれ。『雨の塔』『ヴィオレッタの尖骨』など。

    ◎カバー装画=めばち
    ◎カバーデザイン=名和田耕平デザイン事務所
  • 近代日本文学を代表する文豪・谷崎潤一郎の初期から最晩年までの傑作小説、随筆、評論、さらに同時代作家による評伝など、代表作約90作品を収録した谷崎潤一郎全集の決定版です。
    ■目次
    【小説】
    青塚氏の話
    悪魔
    悪魔続篇
    蘆刈
    或る調書の一節──対話
    或る罪の動機
    異端者の悲しみ

    覚海上人天狗になる事
    紀伊国狐憑漆掻語
    聞書抄
    恐怖
    金色の死
    玄奘三蔵
    黒白
    細雪 上
    細雪 中
    細雪 下
    三人法師
    刺青
    春琴抄
    少将滋幹の母
    少年
    神童
    前科者
    蓼喰う虫
    小さな王国
    痴人の愛
    途上
    友田と松永の話
    日本に於けるクリップン事件
    猫と庄造と二人のをんな(挿画版)
    猫と庄造と二人のをんな
    白昼鬼語
    ハッサン・カンの妖術
    母を恋うる記
    美食倶楽部
    秘密
    病蓐の幻想
    天鵞絨の夢
    瘋癲老人日記
    武州公秘話
    二人の稚児
    幇間
    (戯曲体小説)真夏の夜の恋

    盲目物語
    夢の浮橋
    吉野葛
    蘿洞先生
    続蘿洞先生

    【随筆・評論など】
    芥川君と私
    いたましき人
    泉先生と私
    陰翳礼讃
    廁のいろいろ
    客ぎらい
    現代口語文の欠点について
    「細雪」回顧
    純粋に「日本的」な「鏡花世界」
    饒舌録(『改造』昭和二年二月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年三月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年四月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年五月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年六月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年七月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年八月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年九月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年十月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年十一月号)
    饒舌録(『改造』昭和二年十二月号)
    大切な雰囲気
    旅のいろいろ
    東洋趣味漫談
    ねこ
    半袖ものがたり
    文房具漫談
    懶惰の説
    【関連作品】
    文芸的な、余りに文芸的な(芥川龍之介)
    谷崎潤一郎氏(芥川龍之介)
    あの頃の自分の事(芥川龍之介)
    食物として(芥川龍之介)
    谷崎潤一郎へ(小熊秀雄)
    大阪の可能性(織田作之助)
    谷崎文学の代表作「細雪」(佐藤春夫)
    食べたり君よ(古川緑波)
    牛鍋からすき焼へ(古川緑波)
  • Find My Love 東京デートストーリー

    新進気鋭の人気作家・カツセマサヒコ氏をはじめとする、りょかち氏、Shin5氏が執筆する18篇の短編オムニバス小説。50の駅を巡る、おとなのデートストーリー。付き合う前の食事デートや、一緒に暮らすための雑貨を買いに行くデート、将来を想像しながらのんびり過ごすデートなど、いろんなデートを味わえます。
    目次
    1.「彼女は僕より本が好きだから」 2.「まだ見てなかったものを探しに」 3.「今日だけは先を歩きたい」 4.「まるであの頃の二人のように」 5.「今のままでも、大人になっても」 6.「あなたはいつも正しいよ」 7.「娘がハタチになりまして。」 8.「ゆっくりと時間が流れる場所を探して」 9.「答えなんて、出なくても。」 10.「『またね』が言えなくなる前に」 11.「『また来ようね』と言える幸せ」 12.「だからこれからもよろしくね」 13.「予想外の雨が教えてくれたこと」 14.「飽きっぽい私たち」 15.「東京を、もっと知りたくなった夜」 16.「腹が空くまで歩こうよ」 17.「未来に続く道で、ふたり」 特別書き下ろし小説「昔行ったあの店がなくても」
    本書は「東京デートストーリー」のインスタグラムで連載していたものを、加筆修正のうえ、本書オリジナル書き下ろし小説1編を加え、書籍化したものです。
  • 20××年、相馬凛子(そうま・りんこ)は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。
    鳥類学者の夫・日和(ひより)は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。
    妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、
    陰謀を企てる者が現れ……。凛子の理想は実現するのか!? 痛快&感動の政界エンターテインメント!

    「なぜ日本の総理は当たり前のように男性なのか?それをフィクションで覆してみたかった。
    凜子は私の理想そのもので、彼女を支える夫・日和は何があっても妻を信じ、陰ながら守り抜く。
    本作は政界を舞台にした、信じ合い支え合う夫婦愛の物語である。
    日和役の田中圭さんはお茶目でまっすぐな役柄にぴったり。凛子役の中谷美紀さんは書きながらイメージしていたので
    とても嬉しい。このカップルが日本を変える、封切りの日が待ち遠しい。」
    ――原田マハ(映画化決定にあたって)

    ※本書は、2016年刊行の『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社文庫)と同じ内容です。
    新版刊行にあたり装幀を新たにし、国谷裕子氏による解説を収録しました。
  • 803(税込)
    著:
    瀬尾まいこ
    レーベル: ――
    出版社: 水鈴社

    「知ってる? 夜明けの直前が、一番暗いって。」

    人生は思っていたよりも厳しい。でも、救いとなる光だってそこら中にある。
    ささやかだけれど特別な、生きるのが少し楽になる、全く新しい物語。

    映画「夜明けのすべて」
    2024年2月公開!

    W主演:松村北斗 上白石萌音
    監督:三宅唱

    PMS(月経前症候群)で感情を抑えられない美紗。パニック障害になり生きがいも気力も失った山添。
    友達でも恋人でもないけれど、互いの事情と孤独を知り同志のような気持ちが芽生えた二人は、自分にできることは少なくとも、相手のことは助けられるかもしれないと思うようになり、少しずつ希望を見出していくーー。
    人生は苦しいけれど、救いだってある。
    そんな二人の奮闘を、温かく、リアルに、ときにユーモラスに描き出し、誰もが抱える暗闇に一筋の光を照らすような心温まる物語。

    2019年に『そして、バトンが渡された』で本屋大賞を受賞し、映画の大ヒットも記憶に新しい瀬尾まいこの、本屋大賞受賞後第一作。水鈴社創立初の単行本。

    ●『夜明けのすべて』刊行にあたって
    人生は想像より厳しくて、暗闇はそこら中に転がっていて、するりと舞い込んできたりします。でも、夜明けの向こうにある光を引っ張ってきてくれるものも、そこら中にきっとあるはずだと思いたいです。
    いつも本が完成して思うことは、「楽しく読んでもらえることが一番だ」です。その思いは今回も変わりませんが、『夜明けのすべて』を読んでくださった方が、ほっとできる一瞬を味わってくださるのなら、明日を待ち遠しいと思っていただけるなら、幸いです。
    瀬尾まいこ

    【著者プロフィール】
    1974年、大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒。2001年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年単行本『卵の緒』で作家デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、2008年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、2019年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。他の作品に『図書館の神様』『強運の持ち主』『優しい音楽』『あと少し、もう少し』『傑作はまだ』『私たちの世代は』など多数。
  • この人となら―と思った瞬間、
    あなたは既に騙されている!
    人生はどんでん返しの連続だ――

    幸福を願うすべての人へ贈る
    衝撃のミステリー!!

    運命の出会いはいのちがけだった――

    沙織が地元の結婚相談所で紹介された男・杉下はハンサムで真面目、収入も十分だ。しかし、相談所に入会して三年たっても結婚相手がみつからないという。何か裏があると感じた沙織は、これまで杉下が紹介された女性たちに会いに行くが、驚愕の事実が……(「理想の男」)。婚活をめぐり、運命のどんでん返しが待ち受ける、サプライズ満載ミステリー!
  • 〈イタリア出身の著者がおくる、新しい古典文学の楽しみ方〉
    日本で長く翻訳者として活躍しているイタリア女性が、あの有名古典作品を“超訳”! 自由で古典愛に溢れた現代訳とともに、清少納言や小野小町のリアルな姿を探ります。
    1000年前、経済的に自立できなかった日本の女性たちは文字通り「命がけ」で恋をして、その経験を日記や物語として書き遺しました。彼女たちの恋愛は情熱的であり戦略的。本書では『枕草子』『紫式部日記』『竹取物語』など、誰もが一度は教科書で習った10の有名古典作品を「個性的な女性たちが、恋に、出世に奮闘する平安オムニバス」として読みなおします。
  • 682(税込)
    著者:
    草凪優
    レーベル: 祥伝社文庫
    出版社: 祥伝社

    自分のリードで、これほど激しく反応するなんて……問題児の意外な素顔と初々しさ。定時制教師が欲情の虜になったのは二十歳(はたち)の教え子だった――。東北の海辺の町へ移住した浩之は、定時制高校の教師として充実した日々を送っていた。しかし、無愛想な問題児・波留の面倒をみるうちに一線を越えてしまう。妻・知永子への愛情は変わらない、でも――波留が自分だけに見せる、すがるような瞳や羞じらう姿に溺れてゆく浩之。やがて関係が露見、苦悩の末に待っていたのは……。どうしようもない男女の愛を赤裸々に描く鮮烈官能ロマン!
  • 520(税込)
    著者:
    有川浩
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    まだ会ったことのない君に、恋をした――。有川浩が贈る青春恋愛小説。

    きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。やりとりを重ねるうち、僕は彼女に会いたいと思うようになっていた。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があって――。2015年11月映画公開
  • 572(税込)
    著者:
    仁賀奈
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ゴージャスな男たちの、強引フェティシズム・ラブ!

    母の死に涙する未紘の前に突然現れ求婚してきたのは、なんと日本一有名な男だった。彼とその選りすぐりの三人の息子が、平凡な未紘の人生を激変させる! 愛と官能のスキャンダラス・ストーリー!
  • 笑い&感動のお仕事ノベル

    市役所勤務のOLから水族館イルカ課に出向!?――市役所に務めて三年、突然水族館「アクアパーク」への出向を命じられた由香。イルカ課に配属になるが、そこには人間とのコミュニケーションは苦手な男・梶とイタズラ好きのバンドウイルカがいた。数々の失敗や挫折を繰り返しながらも、へこたれず、動物たちと格闘する女子飼育員の姿を描く笑いと感動の青春お仕事ノベル。ペンギン、ラッコら水族館の人気者たちも多数登場、水族館の舞台裏がわかる! 「アクアリウムにようこそ」改題。
  • ユーモア本格推理の決定版!

    霧ケ峰涼はエアコンみたいな名前だが、カープファンにして鯉ケ窪学園高校探偵部の立派な副部長である。探偵部とはもちろん、探偵小説愛好のみならず、実地に探偵活動を行うのを旨としているのは言うまでもない。鯉ケ窪学園とその周辺にはなぜか事件が多い。校舎から消えた泥棒、クラスメイトと毒入り珈琲一族との関わり、校外学習のUFO騒動、密室状態の屋上から転落した女子……など。 それらの愉快で不可解な事件の謎を解くはずの涼だが、ギャグが冴えるものの、推理は発展途上で五里霧中。顧問教師・石崎浩見や同級生の高林奈緒子の力を借りて推理を開始する。果たして、あざやかに解決へと導くのは探偵部副部長なのか、それとも意外なあの人か? ユーモア学園推理の結末は?
  • 3K女と呼ばれる咲子。 彼女の心を暖めてくれるのは一つの灯り。

    高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。週末の友人の結婚式で御厨と奥さんに再会することを悩む咲子は、占い師に一週間で出会いがないと一生独身と宣言される。驚いた咲子は合コンやお見合いなどの予定を入れていくのだが、相手を御厨と比べてしまい、逆に自分の未練を自覚していく。そんな咲子には、誰にも言えない楽しみがあった。それは、年下青年の住むぼろアパートを中古の天体望遠鏡で覗くこと。今の彼女の心を暖めてくれるのは、月夜に望遠鏡を通して知り合った青年・瑞樹との交流しかなくて──。
  • 550(税込)
    著者:
    唯川恵
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    等身大の女性を描く、第126回直木賞受賞作。女であることを最大の武器に生きる「るり子」と、恋にのめりこむことが怖い「萌」。対照的なふたりの生き方を通して模索する女の幸せ探し、新しい家族のあり方を描く。

    欲しいものは欲しい、結婚3回目、自称鮫科の女「るり子」。仕事も恋にものめりこめないクールな理屈や「萌」。性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳。この対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する“幸せ”のかたちとは――。女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿が爽快。圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作。
  • 恋人という不安VS.妻という不満――結婚に憧れながら、同じ会社の朔也と不倫を続けるOLの美月。望んで結婚したけれど、生活に不満を感じている朔也の妻の英利子。恋愛と結婚の本音をリアルに描く長編。

    美月・26歳・未婚・OL・妻がある会社の同僚と不倫中。英利子.・34歳・既婚・専業主婦・子供なし。バリバリ働く友人を最近眩しく感じている。将来像を描けない不安を抱える美月と、単調な毎日に漠然とした不満を覚える英利子。恋も家庭も仕事も自由な時間も、他人にあって自分にないものは妬ましい。女はどこまで欲張りなのか。結婚という選択はどれだけ女の人生に影響を与えるものなのか。
  • 今まさに旬な作家、三浦しをんが書き下ろす新感覚恋愛小説!

    海外翻訳を生業とする20代のあかりは、現実にはさえない彼氏と同棲中。そんな中ヒストリカル・ロマンス小説の翻訳を引き受ける。最初は内容と現実とのギャップにめまいを感じていたが……。
  • 愛しさあふれる純真ラブ・ストーリー

    社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い……。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった――。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。
  • 220(税込)
    2024/5/17 (金) 配信予定
    著:
    草凪優
    レーベル: Aubebooks

    食品系商社の経理部に勤める三十路のわたしには、暴食の日があった。牛丼の大盛りとカレーの大盛り、生卵二個。午前零時過ぎの牛丼屋で、周囲の男たちの目をひくオーダー。女が牛丼を食べてなにが悪い、と胸底で吐き捨てる……美人の部類に入るわたしには、愛し合うことは素晴らしいことだと信じていた日々があった。そして自分が純真だと疑わないまま、ふたりの男を愛した。ひとりは会社の先輩。もうひとりは彼の学生時代の友人。そして三カ月後、二股は彼らの話し合いのすえ暴きたてられた。誰にでも股を開くセックス中毒、ただの淫乱。悪名は社内に蔓延した。二日続きの暴食のカウンターの向こうに、その悪名を知りながらわたしをデートに誘った新入社員が座って──真っすぐな心を思い出す、2013年、小説「すばる」発表の快癒短編!

    【著者略歴】
    草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
  • 220(税込)
    2024/5/17 (金) 配信予定
    著:
    草凪優
    レーベル: Aubebooks

    きっとこれは恋なのだろう、と気づくのにそれほど時間はかからなかった。恋なら成就させなければならない。ひとまわり年上のキャリアウーマンを落とせる自信はなかったが、僕は告白するための計画をじっくりと練りあげることにした……マネキンとあだ名されるほどの美人でプロモーション抜群、けれどちょっと冷たい雰囲気の乃々先輩。ある日、会社で同じ課に勤める彼女が、大人のおもちゃ屋に入っていく姿を見かけ、妄想が暴走しだす。彼女はいま自分を禍々しいモノで慰めている、欲望にまみれた獣の牝。日ごとギャップ萌えは募っていき──大卒一年目の社会人の僕が嵌まり込む、天才的思い込み……2013年、小説「すばる」発表のトランス短編!

    【著者略歴】
    草凪優(くさなぎ ゆう) ─ 1967年生まれ。「この文庫がすごい!2005年版」で『桃色リクルートガール』(双葉文庫)が官能文庫大賞を受賞、「この文庫がすごい!2010年版」では官能文庫大賞と金賞を同時受賞。2014年に「21世紀最強の官能小説大賞」で『どうしようもない恋の唄』(祥伝社文庫)が金賞、18年「裏八重洲本大賞」受賞。「性と生」を描き、女性読者も涙を誘われるほどに、絶大な人気と実力を誇る官能文藝の旗手。
  • 音楽誌の対談で会ったのは大学の一年後輩の伸樹。彼はイタリアへ留学し、有名な国際コンクールで二位になり、そこから快進撃。いまではアニメの主題歌まで歌っているテノール歌手だった。海外で活躍する音楽家ふたりの対談が、それぞれの帰国に合わせて組まれたのだ。そして友梨佳はかつて伸樹と一度だけ寝たことがあった。対談の二時間後、ホテルの部屋にいた……「だ、だって友梨佳さんが、こんなことするから。あっあっあぁぁぁっ、それはやめてぇ」旧交を温めることなく、いつものように動けなくして、男の急所を責める。しばらくして趣向をかえ、首輪に赤いリードをつけてホテルの廊下へ伸樹連れ出すと、廊下の角を曲がったところで、カップルに出会った──微睡の中、奥澤さんとの在りし日のプレイが脳裏をかすめ、モヤモヤとする淫情の靄を振り払うように、より激しさを増していく友梨佳のハプニング的祝祭の時間、第五弾!!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 「だってこうしないと、アドリアンすぐにイッちゃいそうなんだもの。精液を出せないようにしておかないとね」軽く扱いてやっただけで、指先の間に我慢汁が滲んで来る。あまり刺激し続けると、あっという間にイってしまいそうだ。細めの綿ロープを取り出すと、アドリアンのペニスの根元をきゅっと縛った……アドリアン・レヴァンドフスキは巨匠と呼ばれる初老の指揮者だ。最初に友梨佳がヨーロッパでコンチェルトデビューをしたときの、大恩あるマエストロでもある。そして奥澤さんの旧友でもあったのだ。十二年前の「約束」を果たすために、東京の著名なクラシック専用ホールで、四日後に共演する彼女の前に現れ──右手で竿を握り、左手で玉袋を揉みながらペロペロと舐め回し、唇で竿を擦りながら上下した。続けると、ねっとりとした汁が大量に溢れ出し、ぎちぎちに……奥へ奥へと分身を飲み込んでいく、友梨佳の特別リハーサル!!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • わたしたちの未来は誰にもわからない

    高校2年生の千紗は、転校2日目から遅刻しそうだったところを、同級生の鮎川に拾われる。学校で人気がある鮎川から強引に軽音部へ誘われる千紗。ある理由から、ピアノを弾くことと人と関わることを拒絶していた千紗だったが、軽音部の人たちと関わっていくうちに、だんだんと心を開いていく。そんな折、留年しているという鮎川の秘密を知ってしまい……。自分から踏み出せば、世界は少しだけ変わるかもしれない、青春恋愛ストーリー。
  • かけがえのない「7日間」にこめられた、5つの恋の物語。

    「春」、そして「7日間」というテーマのもとに豪華作家陣が集結!

    卒業を機に離ればなれになる3人の切ない恋模様(「傘の下のひとりぶんの特等席」櫻いいよ)、
    スクールカーストに囚われる〈わたし〉が春休みに体験した奇跡のような出会い(「君に恋する資格をください」汐見夏衛)など、5編を収録。

    春休み、クラス替え、卒業までの日々――
    何気なくも特別な季節の、期限付きの恋を描く、感涙の書き下ろしアンソロジー。
  • 902(税込)
    著:
    遠田潤子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作。


    しがない日本画家の竹井清秀は、
    妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。

    ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、
    全裸で震える少女、蓮子がいた。
    十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。
    激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。
  • あの号泣の名作『無人駅で君を待っている』の
    著者・いぬじゅんが贈る、最新書き下ろし・超感動作!

    あなたが最期に食べるのは――
    忘れられない「あの日」の思い出ごはん。
    婚約破棄され職も失った季俣埜乃が立ち寄ったのは、キッチンカー「FINE(フィーネ)」。
    イタリア語で「終わり」を意味する店名には、

    「人生という旅の最後に、思い出の料理を出す」
    という、店主・神代悠翔の思いが込められている。
    彼が提供する懐かしい味は、傷心の埜乃を癒やすが……。

    訪れる客に最後の晩餐を提供する不思議なキッチンカー。
    そこは、人生という長い旅を終えようとする人たちとの切ない別れを優しく包み込む場所。
    でも、なぜ人は、不思議とそこに導かれてしまうのか――

    五年前のある悲しい事故が、人を繋ぎ奇跡を起こす……心揺さぶる愛と再生の物語!!
    感涙必至のヒューマンファンタジー!
  • 星の輝く夜、銀の獅子に救われ、少女の運命は動き出す。優しい異類婚姻譚。

    生まれつきある痣のせいで家族から虐げられてきた商家の娘、リディア。
    18歳の誕生日を迎えた夜、家族に殺されかけたところを突然現れた美しき銀髪の貴人に救い出される。
    連れていかれたのは国生みの聖獣が住むとされる屋敷。彼――エルヴィンドは聖獣本人であり、リディアは《聖獣の花嫁》なのだという。
    信じられないリディアだが彼に大切にされる日々が始まり……?
    生きる理由を求める少女×訳アリ聖獣の異類婚姻ロマンス譚!
  • 宮美家に、子猫と犬がやってきた!? 『ここだけ』の話いっぱいの特別編!

    三風です。一花ちゃんといっしょに買い物に行った帰り道、段ボール箱に入った子猫を見つけたの。
    今にも雨が降りそうで、このままだと、この子は、ひとりぼっちでこごえちゃう……!
    子猫を連れて家に帰ると、そこにいたのは、二鳥ちゃんと、四月ちゃんと……迷子の犬!?
    子猫と犬を同時に保護しちゃうなんて、さすが四つ子!
    二匹の新しい家族との生活は、楽しくてドタバタだらけで……?
    四月ちゃんと直幸くんのキュンとしちゃうお話や、
    みんなで挑む宝探しの冒険のお話も読める、特別編だよ!
    【小学中級から ★★】
  • 命を散らせてしまうなら近づかない方がずっといい。 生きていて欲しいのだ

    「タクミくん」シリーズに続く、大人になったギイとタクミの物語!

    容姿端麗、頭脳明晰、莫大な個人資産を有しながら
    29歳にしてすべての仕事をリタイアし、日本にやってきた崎義一、通称・ギイ。
    晴れて最愛の恋人・託生と甘い同居生活を送っている。

    桐嶺学園高校で新卒の音楽教師の無断欠勤が続き
    OB繋がりの託生が授業と吹奏楽部の指導を代理で行うことになった。
    そこへ、加々見タケルという名の優秀な生徒が編入してきて……。

    累計500万部突破「タクミくんシリーズ」に連なる新たな物語!
    大人気シリーズ第6弾!

    ※電子書籍版特典として、直筆コメント&サインを収録しています。
  • 今世はひっそり生きようと思ったのに、最強の騎士王様に求婚されました。

    魔法使いの名門公爵家に生まれながら魔法の才を持たないと虐げられてきたイレイナ。屋敷では侍女扱いだが、その正体は古の女王の前世を持つ最強の魔法使いだった!  
    前世で国と民に尽くしたものの悲惨な最期を迎えたイレイナは、今世は目立たず自分のために生きようと力を隠していた。しかし、参加させられたパーティーで出会った騎士王・アスノトに婚約者にならないかと迫られて――!? 
    ひっそり生きたい最強令嬢と彼女を手に入れたい騎士王様のチェイスラブロマンス!
  • ――キミたちの中に裏切り者がいる、と言ったらどうする?

    花丸円です! いよいよ明日から、夏休み♪
    ケイは寿命のナゾを解読するためにも「勉強漬けだ!」って言ってるけれど、算国理社英の教科書から生まれたかれら「科目男子」とすごす、はじめての夏……いっしょにいろんな思い出もつくりたいな!

    そんな中、もらったのは「サマーキャンプ」のお知らせ。
    自然のなか、子どもだけで生活する里山体験なんて、たのしそうすぎるよ!
    だけど向かった先には、まさか、敵対しているソフィーさんもいて……?

    ドキドキ胸キュン、最・高・潮!!
    大ヒット中《科目擬人化》学園ラブコメ、おまちどおさまの13巻めは――涙と決意ときらめきで、一生残る夏がくる!
    【小学中級から ★★】
  • ちゃんと、おまえの居場所にもどってこい、マメ。

    人を救ける救助のプロ「特命生還士」めざしてた、あたし、マメ。
    合同運動会をきっかけに、なんと5年S組から落ちちゃった!
    いまはふつうクラスにおひっこし中だけど、ここでくじけるワケにはいかないよ。
    復帰をかけていどむのは、合格したらなんでも「ごほうび」をくれるらしい、とってもハードとウワサの強化合宿で――?

    失いたくない。救けたい。あなたのとなりをあきらめたくない。
    ゆずれない想いがあるから、いまはただ、仲間とともに、前へ――進め!!

    ドキドキ加速、最・高・潮!
    立ち止まっているヒマはない――ここからさらにおもしろくなる、《学園×サバイバル×ラブ》、試練の7巻め!!
    【小学中級から ★★】
  • 数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者が贈る――“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年 のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホッ トプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録。
  • 孤独な氷の令嬢と悪名高い魔狼騎士――不器用な2人の甘やかな日々。

     こんな温もりは知らなかった。 あなたに出会うまでは――。

     生まれながらに「大聖女」の証を持つ侯爵令嬢エリーゼ。しかし、自身を疎む義妹と婚約者である王太子の策略によって全てを奪われてしまう。
     辺境に追放される道中、魔獣に襲われ命の危機に瀕した彼女を救ったのは、その美貌と強さから「魔狼」と恐れられる騎士・ギルベルトだった。彼は初めて出会ったエリーゼの願いを真摯に受け止め、その身を匿ってくれると言う。
     彼の元で新しい人生を送るエリーゼ。優しく温かな日々に、彼女の凍えた心は甘く溶かされていくのだが……。
  • 咲き始めた恋、だがかぐやに迫る黒い影とは。美しき和風ラブファンタジー!

    時は金鵄(きんし)国、第33代帝、天誠帝の御世。
    都から遠く離れた隠岐野の郡の辺境の里で、祖父母である讃岐家の翁と媼に育てられていたかぐやは、見た目は美しいが幼い頃から人とは異なる力を持っており、気味悪がった翁と媼に虐げられて育てられていた。
    自分のせいで仕事を失ったという祖父母への罪滅ぼしのために、貴族からの貢ぎ物を集めるための都合のよい人形として扱われることを心を殺して受け入れ、兄と慕う錺(かざり)職人の零月に唯一心慰められて生きていたが、本当は誰かにありのままの自分を愛してほしいと叶わぬ願いを抱えていた。

    そんなかぐやを鳥籠から解き放ってくれたのは――前帝の子であり、現帝からの信頼も厚い美丈夫、祇王隆勝だった。
    隆勝はこの国に跋扈する、妖影(かげ)と呼ばれる妖魔を討伐する黒鳶隊の大将をしており、かぐやの異能の噂を聞き、仮初めの婚姻の形を取ることでかぐやを連れ出してくれた。
    だが、かぐやは黒鳶隊の姫巫女として力を使うことを望まれ、また別の形で利用されるだけかと落ち込んでいたが、中将の海祢や少将の凛など、かぐやに偏見の目を向けない仲間たちと真剣に任務に向き合う中で、自分の意思を取り戻し、隊の一員として皆に認められたいという新たな願いが生まれるのだった。

    厳しくも優しく、いつも自分を見守ってくれる隆勝に心惹かれていくかぐや、そして隆勝も懸命に生きようとするかぐやを愛おしく思っていく。
    だがこれはあくまで仮初めの結婚。惹かれあいながらも、それぞれの事情によって2人は互いに一歩を踏み出し切れずにいた。

    そんな中、妖影の動きは一層活発になっていく。
    どうやら妖影を操る存在がかぐやを付け狙っているようで……?

    美しく心震える異能×和風恋愛ファンタジー!
  • 「行ってみよう」と思える味に、あなたもきっと巡り逢える。

    婚姻届を出してから数ヶ月、ほっと吐いた息が真っ白になる冬。
    札幌にある『くま弁』で共に働くユウと千春が考えたのは、道内で小旅行を何回もする――自分たちなりの新婚旅行。

    サロマ湖に夕張、留萌の黄金岬……
    いくつもの旅の中で美味しいものやたくさんの人に巡り逢う。
    しかし、無理がたたって旅先で業務用のバンが故障し、宅配の計画が頓挫してしまい――!?

    もっともっと北海道が好きになる、北のお弁当屋夫婦のものがたり。
  • 946(税込)
    著者:
    窪美澄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    この子のためならなんだってできる――子を守る母と支える僕、家族の一代記

    夫とは職場の友人を通じて知り合った。口数は少ないし、ぶっきらぼうだけど、優しい。結婚して智晴(ちはる)が生まれ、慎ましいながらも幸せな3人生活が始まった。しかし生活はなかなか立ち行かない。息子を預けて働きに出た由紀子は、久しぶりの仕事で足を引っ張りながらも何とか食らいつき、家庭と両立していく。そんな矢先に発覚した、双子の次男と三男の妊娠……家族が増えてより賑やかになる一方、由紀子の前に立ち塞がる義母の死、夫との不和、そして――。「家族は時々、形を変えることがあるの。だけど、家族はずっと家族なの」。どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったと語る直木賞作家・窪美澄が放つ、渾身の家族小説。文庫版には家族のその後を描いたスピンオフ短編「ははのけっこん」も収録。解説・白石一文
  • 704(税込)
    著者:
    林真理子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自分の見える世界がすべてだと思っていた――あの頃の私がそこにいる。

    「私のことステラって呼んでね」初めて会った日、彼女はそう言った。つくり話のような自慢をする都会的なステラに、田舎から東京に出てきたフミコは憧れと嫉妬を抱きつつ、彼女と一緒に暮らし始めるが……。
  • 合本版登場! 時は大正、舞台は帝都。優しい旦那様とまっすぐな花嫁の、幸せな異類婚姻ラブストーリーを一気読み!

    私は今日、顔も知らぬ方へ嫁ぐ――。

    雨月智世(うづき ともよ)、20歳。婚約者の玄永宵江(はるなが しょうえ)に結納をすっぽかされ、そのまま婚礼の日を迎えた。
    しかし彼は、黒曜石のような瞳に喜びを湛えて言った。

    「嫁に来てくれて、嬉しい」

    意外な言葉に戸惑いつつ新婚生活が始まるが、宵江は多忙で、所属する警察部隊には何やら秘密もある様子。
    帝都で横行する辻斬り相手に苦闘する彼に、智世は力になりたいと悩むが……。

    これは、優しい旦那様と一生懸命な花嫁の、幸せな物語。


    ※本電子書籍は「贄の花嫁」シリーズ全3冊を収録しています。
    【収録作品】
    『贄の花嫁 優しい契約結婚』
    『贄の花嫁 新婚旅行と水神様』
    『贄の花嫁 黒い夢と願いの子』
  • 275(税込)

    奈良にある遥香の墓前で沢村に声をかけてきたのは三十を越えたばかりのその妹、美咲だった。東京へすぐには帰らず、東大寺・二月堂の「お水取り」に誘われるまま向かう時、遥香の生前、美咲と一度だけおかした過ちの夜が頭をよぎる。あの時、握られた手が、スカートの下へ導かれ……お松明の群衆の中で、再び、美咲が自身のコートをたくし上げた。つかまれた手首ごと引き寄せられ、ストッキングをまとった太腿に、手の甲が押し当てられる。苛立ちと戸惑い。沢村はスカートの中で手の甲を返し、内腿に指を挿し込む。閉じた腿のふくらみを割り、付け根に指を潜り込ませ──炎が人々の煩悩を燃やし、業を焼き尽くすといわれるお松明の紅蓮の向こうにふたりが見た過去と未来、罪と罰。爛れるほどに熱い激情の一夜を、炎が走り、火の粉を舞い散らし、やがて虚しくなろうとも、勇壮な二月堂・お松明に重ねて描き出す。著者最高傑作短編!!

    【著者略歴】
    うかみ綾乃(うかみあやの) ─ 奈良県生まれ。2011年『窓ごしの欲情』で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』で第二回団鬼六賞大賞受賞。2016年『姉の愉悦』(『溺愛』と改題)映画化。小説家、コラムニスト、ミュージシャンの顔も持つ。近著に『永遠に、私を閉じこめて』(講談社文庫)、『蜜味の指』(幻冬舎アウトロー文庫)。
  • 「あのね、いちおう言っておいたほうがいいかもなんだけど、わたし、Sなの」どうしよう。興奮してきちゃった。どんどん高まってる……リハーサルから本番まで、丸一日を費やしたテレビ収録のあとで友梨佳がベッドをともにすることになったのは、収録に参加していた有名ジャズピアニストの和田充だった。どこか調子のよく、日本では嗅ぐことの少ない香水を身に纏っているこの男とは波長が合った。食事のあと出向いたバーで、持病をかかえていて余命いくばくもないという和田から、俺の最後の女性になって欲しいと誘われて、友梨佳はいかにも日本のラブホテル仕様の部屋へ。急ぎ、調達してきたのは、手錠、ロープ、ローター、バイブ、エネマグラ──遊びなれた和田に最も効いたのは、ローションに浸したストッキングだ。亀頭を握り、カリ部分をスリスリしながら鈴口の上を何度も滑らせて……奥澤の影がちらつく、第二幕、第三章!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 血走ったような、食い入るような目でわたしの胸を見つめる先生の前に、ほら、と持ち上げなら差し出して、ついでにおっぱいで顔を埋めてあげる。河上先生は……奥手だったわたしの、初恋の人なのだ──日本へ帰ってきて、ふたり目の獲物は、音大時代、三か月間の臨時担当教師だった。公開レッスン終了後に何か演奏をと学長から頼まれた際、河上先生と連弾がしたい、と勝手な希望を出した友梨佳。准教授としていまも母校に残る先生と、中途半端に残った想いに蹴りをつけたいと思ったのだ。滞在することになった奥澤さんが世田谷に残してくれた洋館には、「エラール」のピアノと特別な部屋があり、蹴りをつけるにはうってつけだった──いつものように拘束して、根元を縛り、オナホを装着して、両乳首にはローターを貼り付ける。先生が腰を突き上げ、それに応じて激しく腰を振ると、やがて友梨佳の奥へ向かって……第二幕、第二章!

    【著者略歴】
    乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。
  • 1,650(税込)
    著者:
    橋爪駿輝
    レーベル: ――
    出版社: 扶桑社

    よるべなき若者たちの孤独と、痛みと、共生を活写した鮮烈な「トー横文学」の誕生!

    「これが新宿の片隅のリアル。どこまでも希望のない物語だ。だからこそ、深く胸を穿つ」――カツセマサヒコ(『明け方の若者たち』)

    家庭にも学校にも居場所がない女子高生ジウは、救いを求め単身東北から東京を目指す。
    たどり着いた新宿歌舞伎町の東宝ビル周辺、通称・トー横で出会ったのは、自分と同じ境遇の仲間たち。
    売春、オーバードーズ、リストカット――。
    彼らの生き方に憧れ、引き込まれて行くうちに、ジウは生きる意味を見出していくが、幸福な時間は長く続くはずもなく……。

    ずっと隣にだれかがいてほしかった。
    それ以上のこと、わたしは望んでない。
    混沌として、人間の掃き溜めみたいな街。
    でもそれがわたしたちの居場所なんだ。(本文より)

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。