『中里介山(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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平家物語を題材にした吉川英治畢生の大作『新・平家物語』に、史実や紀行、創作秘話を綴った『随筆 新平家』を加えて読みやすく編集。全16巻セットで合本した電子書籍完全版です。
【目次】
新・平家物語
“はしがき”に代えて
ちげぐさの巻
九重の巻
ほげんの巻
六波羅行幸の巻
常磐木の巻
石船の巻
みちのくの巻
火乃国の巻
御産の巻
りんねの巻
断橋の巻
かまくら殿の巻
三界の巻
くりからの巻
一門都落ちの巻
京乃木曾殿の巻
ひよどり越えの巻
千手の巻
やしまの巻
浮巣の巻
壇ノ浦の巻
悲弟の巻
静の巻
吉野雛の巻
完結のことば
随筆 新平家
はしがき
新平家落穂集―筆間茶話―
新平家雑感
新・平家今昔紀行 -
近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石の、初期から最晩年までの傑作小説、随筆、評論、さらに同時代の作家の評伝など約160作品を収録し、読みやすく編集した夏目漱石全集の決定版です。
■目次
【小説】
坊っちゃん
吾輩は猫である
吾輩ハ猫デアル(旧字旧仮名)
三四郎
こころ
それから
それから(新字旧仮名)
草枕
二百十日
野分
虞美人草
坑夫
門
門(旧字旧仮名)
彼岸過迄
行人
道草
明暗
【短編・小品・随筆】
幻影の盾
琴のそら音
倫敦消息
京に着ける夕
京に着ける夕(旧字旧仮名)
自転車日記
倫敦塔
カーライル博物館
文鳥
夢十夜
永日小品
長谷川君と余
思い出す事など
子規の画
子規の畫(旧字旧仮名)
変な音
變な音(旧字旧仮名)
ケーベル先生
ケーベル先生の告別
戦争からきた行き違い
初秋の一日
三山居士
硝子戸の中
一夜
薤露行
趣味の遺伝
手紙
【評論・その他】
吾輩は猫である(上篇自序)
吾輩は猫である(中篇自序)
吾輩は猫である(下篇自序)
三四郎(予告)
こころ(広告文)
こころ(自序)
こころ(予告)
それから(予告)
イズムの功過
岡本一平著並画『探訪画趣』序
学者と名誉
家庭と文学
鑑賞の統一と独立
元日
鬼哭寺の一夜
木下杢太郎著『唐草表紙』序
客観描写と印象描写
教育と文芸
虚子君へ
近作小説二三について
現代日本の開化
好悪と優劣
滑稽文学の将来
コンラッドの描きたる自然について
作物の批評
「自然を写す文章」
写生文
処女作追懐談
人工的感興
人生
鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年
西洋にはない
創作家の態度
草平氏の論文について
高浜虚子著『鶏頭』序
田山花袋君に答う
「土』に就て
「土」に就て(旧字旧仮名版)
長塚節氏の小説「土」
坪内博士とハムレット
つり鐘の好きな人
艇長の遺書と中佐の詩
『伝説の時代』序
点頭録
『東洋美術図譜』
道楽と職業
独歩氏の作に低徊趣味あり
中味と形式
夏
何故に小説を書くか
日英博覧会の美術品
入社の辞
猫の広告文
『煤煙』の序
博士問題
博士問題とマードック先生と余
博士問題の成行
「額の男」を讀む
批評家の立場
文学雑話
文芸委員は何をするか
文芸と道徳
文芸とヒロイツク
文芸の哲学的基礎
文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎
文士の生活
文章一口話
文体の一長一短
文壇の趨勢
僕の昔
マードック先生の『日本歴史』
正岡子規
満韓ところどころ
水底の感
無題
明治座の所感を虚子君に問れて
模倣と独立
「夢のごとし」を読む
余と万年筆
予の描かんと欲する作品
落第
私の経過した学生時代
私の個人主義
【関連作品】
文芸的な、余りに文芸的な(芥川龍之介)
漱石山房の冬(芥川龍之介)
夏目先生と滝田さん(芥川龍之介)
葬儀記(芥川龍之介)
漱石と自分(狩野亨吉)
漱石氏と私(高浜虚子)
埋もれた漱石伝記資料(寺田寅彦)
夏目先生の俳句と漢詩(寺田寅彦)
夏目漱石先生の追憶(寺田寅彦)
俳諧瑣談(寺田寅彦)
根岸庵を訪う記(寺田寅彦)
漱石さんのロンドンにおけるエピソード(土井晩翠)
「漱石のオセロ」はしがき(野上豊一郎)
小川芋銭先生と私(野口雨情)
夏目漱石論(森鴎外)
漱石の人物(和辻哲郎)
夏目先生の追憶(和辻哲郎) -
中里介山の長編大衆小説。幕末の日本。甲州大菩薩峠から始まるお話。冷酷無比なダークヒーロー机竜之助は「音無しの構え」の使い手。放浪する主人公。入り乱れ交錯する登場人物たち。それぞれの人生を生き生きと描く。時代小説で、大衆小説の先駆けとされる不朽の傑作。過去何度も映画化されている。一巻は「甲源一刀流の巻」と「鈴鹿山の巻」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代末期、武蔵(関東)と甲斐(山梨)の境にある大菩薩峠にフラリと現れた机竜之助は、罪なき女巡礼をいきなり犯し斬殺する。「理屈じゃねぇんだ、斬ってみねえとわかんねえモンあるって言うじゃねぇか!」とうそぶき、不敵な笑みを残して去って行く。一体、何のためにこんな極悪な所業を!? 机竜之助とは何者か……?
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宇津木道場門下生30数名を惨殺した机竜之助は、その刹那、天罰のような雷に倒れ、そして消えた。だが、斬殺者・机竜之助の噂は、名を上げるための殺し屋たちの耳にも早々に届いていた…。しかし、竜之助を追うのは、殺し屋ばかりではなく宇津木文之丞の弟・兵馬も仇討のために追跡し始める。一方、お松と七兵衛は、お松の身寄りを訪ねるため江戸に向かったのだが……。
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炸裂する極悪所業! こんな破壊的なヤツ見た事が無い! 菩薩だろうが、閻魔だろうが、善だろうが、悪だろうが、斬りてぇヤツは斬る! 殺戮を呼ぶ魔性の剣に魅せられた暗黒剣士・机竜之助! 修羅道まっしぐらの時代劇ダークサイドヒーロー・ロマン! 「大菩薩峠の歌」を自ら作詞作曲した宮沢賢治をはじめ、芥川龍之介、谷崎潤一郎、泉鏡花、菊池寛らの日本文学史を彩るそうそうたる作家が絶賛した中里介山の伝説の小説が、百年の時を越え平成の劇画王・ふくしま政美の超劇画で甦る! 小池一夫を監修に迎え、グレードアップした第二章がついに第三章へ! 妖刀村正を手なずけた斬殺剣士・机竜之助。死人流の極意を会得し、竜之助と対決する宇津木兵馬。兵馬を助けるお松と裏宿の七兵衛! 作画家・ふくしま政美の筆致もさらに鋭く勢いを増し、まさに平成の超時代劇画の大爆発!
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縄田一男氏推薦! 時代小説ファン必携の書!
昭和の剣豪小説家たちのバイブルとなった名著、待望の復刊! 「大家」上泉和泉守・柳生但馬守、次点の「名人」塚原卜伝、第三の「上手」小野忠明・宮本武蔵……。剣・槍・長刀にいたるまで、武術名人の話が次々に登場。達人が伝授した秘訣で素人が勝負に勝つなど、驚くべき逸話も満載。幅広い歴史書を元に、いまも語り継がれる剣豪・武術家伝説がどのように作られたのか、一覧できる貴重な資料。巻末に登場人物の索引付き。 -
[作品について]竜之助を追い奈良田温泉まで来た兵馬は、望月家の強請(ゆすり)成敗の話を聞き、ひと足違いで竜之助が甲府に向け発ったことを知る。竜之助が向かったという甲府勤番神尾主膳の屋敷に忍び込んだ兵馬は、その晩、同じく邸内に忍び込んだ盗賊の嫌疑をかけられ、獄につながれてしまう。七兵衛から兵馬の話を聞かされたお松は、囚われた兵馬を救うため、主膳の愛妾であったお絹のきもいりで、ふたたび甲府勤番である主膳の屋敷に奉公を願いでる。興行より帰った一座から、お君が江戸に戻っていないことを知らされた米友は、七兵衛の口ききでお松とお絹につき添い、同じく甲府をめざし旅立つのであった。 「大菩薩峠」[初出]第十巻「市中騒動の巻」「都新聞」1918(大正7)年 6月21日~8月17日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]伊勢大湊(おおみなと)を江戸に向け発った竜之助は、浜松城下で武士たちといさかいを起こしているところへ仲裁に入ったお絹と知りあい、旅のみちづれとなる。切髪あでやかな婦人、色香ただよわすお絹と宿をともにした晩、竜之助は寝つかれぬまま数々の奇妙な夢を見る。翌朝、回復しつつあるように思われた眼はふたたび光を失っていた。一方、お松、七兵衛とともに竜之助を待ちうける宇津木兵馬。しかし三保の松原での果し合いは、がんりきと名乗る盗人(ぬすっと)の横槍でかなわぬままに終わる。荒れ寺に泊まることを余儀なくされた竜之助は、その晩、夜をふかし話をするお絹の口から、剣豪、島田虎之助毒殺のいきさつを聞かされたのだった。 「大菩薩峠」[初出]第七巻「東海道の巻」「都新聞」1918(大正7)年 1月1日~3月6日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]琵琶湖で真三郎との心中のすえひとり生き残ったお豊は、故郷をはなれ伯父の許で世間から隠れるように暮らしていた。しかし、姿のよいお豊は商人の息子金蔵の目にとまり執念深くつきまとわれるようになる。そのことに悩まされたお豊は、金蔵の目を逃れるため、伯父の働きで三輪(みわ)大明神の社家(しゃけ)植田丹後守の屋敷へ世話になる。 武芸の愛好家である丹後守のもとには、竜之助が食客となり道場をあずかっていた。竜之助には上洛の途中、関の宿で駕籠屋にからまれていたお豊を救ったという因縁がある。 神楽太鼓が鳴る夏祭りの晩、縁端(えんばな)で涼をとる竜之助のもとを湯上がりに通りかかったお豊。何気なく話をかわした二人の間には、いつしか江戸行きの約束がまとまっていた。 「大菩薩峠」[初出]「都新聞」1915(大正4)年 4月7日~6月11日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]甲斐と駿河の国境(くにざかい)徳間峠。竜之助はお絹とともに同行するがんりきをふいに斬りつける。片腕を落とされたがんりきは、狼狽するお絹をつれ逃げ去った。人気のなくなった峠、降りだした雨の中を昏々と眠る竜之助。やがて通りかかった山の娘たち一行は竜之助をたすけ、頭(かしら)のお徳は連れかえった竜之助の世話をするようになる。奈良田温泉へ逗留し、久方ぶりにくつろいだ日々を過ごしていた竜之助は、地元の郷士(ごうし)望月家が、甲府勤番の役人を騙(かた)った神尾主膳の手先に強請(ゆす)られていることをお徳から聞かされる。一計を案じた竜之助は、望月家伝来の名品と称した槍を手に、望月家を強請る役人の詰め所に単身乗り込んでいった。 「大菩薩峠」[初出]第八巻「白根山の巻」「都新聞」1918(大正7)年 3月7日~5月1日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]大菩薩峠で竜之助に斬られた巡礼の孫娘お松は、奉公先の旗本神尾主膳(かみおしゅぜん)の放恣な生活にたまりかね、奉公人の与八と屋敷を逃げ出す。しかし、途上めぐりあった伯母の奸計にあい、人買いの手により京都の色里島原に売られてしまう。 一方、江戸で無聊をかこつ竜之助のもとに、文之丞の弟宇津木兵馬(うつきひょうま)から果し状が送りつけられる。かねてより情の薄い竜之助に愛想をつかしていたお浜は、その晩、床についた竜之助を斬りつける。「竜之助様、わたしを殺して、どうぞお前も殺されて下さい」竜之助に刃(やいば)をかわされ蹴倒されたお浜は外の闇へ。神明(しんめい)から浜松町へかけての通り、お浜の駈けて行く後ろ影。増上寺三門の松林の前、逆上した竜之助はついにお浜の胸を一突きにする。 「大菩薩峠」[初出]「都新聞」1913(大正2)年12月19日~翌年9月3日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]江戸からはるばる島原の廓(くるわ)をたずねて来たのは、大菩薩峠でひとり残されたお松の面倒を見てくれた七兵衛だった。腕利きの盗賊七兵衛はお松の身受けをするため、新撰組詰所となっている南部屋敷へ金子を盗みに入る。しかし、新撰組の密偵に目をつけられた七兵衛はお松に近づくことが叶わぬまま島原を離れ姿を隠す。 新撰組宴会の晩、座敷の手伝いに借り出されたお松はひと気のない離れの間でひといきつくうち、隣室でかわされる近藤勇暗殺の計略を聞いてしまう。話の主は新撰組隊長芹沢鴨と机竜之助。事情を知ったお松は芹沢に捕われ竜之助とともに軟禁される。幽霊が出るとうわさされる御簾(みす)の間、お松の前で盃をかさねる竜之助は何かにおびえ、次第に異様な酔態をあらわにしていくのだった。 「大菩薩峠」[初出]「都新聞」1914(大正3)年9月4日~12月5日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]参詣の人々でにぎわう伊勢の町。旗本一行の座敷に呼ばれた芸人お玉は、間の山節を披露した帰り、遊女から一封の手紙と金包を預かる。お玉に手紙を託した遊女は、身をやつしたお豊であった。翌朝、遊廓に逗留する旗本たちの懐中一切が盗まれ、やがてその嫌疑はお玉にかけられる。愛犬ムクの活躍であやうく捕り方の手をのがれたお玉は、幼なじみの槍の名手、米友(よねとも)に助けを求めた。米友の荒家(あばらや)で、昨夜預かった手紙が遺書であることを知ったお玉は、捕り方探索のさなか、お豊からの手紙をたずさえ竜之助のもとへ向かう。 「大菩薩峠」[初出]第六巻「間の山の巻」「都新聞」1917(大正6)年 10月25日~12月30日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]勤王派天誅組とともに、十津川の乱、鷲家(わしか)口の戦いにやぶれ紀州山中に落ちのびた竜之助は、幕府側の討手(うって)が仕掛けた爆薬で両眼を失明する。崩壊した山小屋から一人のがれた竜之助は山中をぬけ竜神村の社(やしろ)に身を隠す。一方、竜神村で金蔵と所帯をもち温泉宿をいとなんでいたお豊は、ある夜ふけ、土地の者から「清姫の帯」とおそれられる不吉な雲を見る。道成寺の安珍清姫伝説にまつわる幻想的な口承を背景に、一度は断ち切られたかに見えた竜之助とお豊の縁(えにし)の糸は、ふたたびもつれ絡みあってゆく。 「大菩薩峠」[初出]第五巻「竜神の巻」「都新聞」1915(大正4)年 6月12日~7月23日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]御岳山(みたけさん)での奉納試合を数日後にひかえた机竜之助(つくえりゅうのすけ)は、大菩薩峠いただきで無辜の老巡礼を斬り殺す。奉納試合は宇津木文之丞(うつきぶんのじょう)の妻お浜をめぐる双方のわだかまりから、次第に殺気をおびたものとなり、竜之助は得意とする音無しの構えから立合いのすえ、一打のもと文之丞をうち殺す結果におわる。 お浜をつれ江戸に逃れた竜之助は、新徴組(新撰組の前身)芹沢鴨(せりざわかも)の世話になる一方、土方歳三(ひじかたとしぞう)らとともに新徴組幹部清川八郎の暗殺に加わるが、手はずのあやまりから、島田虎之助の襲撃を目撃することになる。 早朝、小雪ふる鶯谷(うぐいすだに)新坂下の原。直心陰(じきしんかげ)流の剣豪、虎之助のあざやかな立ちまわりと圧倒的なわざの前に次々と斬り斃される刺客たち。このできごとに衝撃を受けた竜之助は「我ついにこの人に及ばず」と知り、愕然とするのであった。 「大菩薩峠」[初出]「都新聞」1913(大正2)年9月12日~12月18日[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]中里介山編集の「峠」創刊号の巻頭言。短いながら、介山の人生観、文学観を明確に表している。(門田裕志)[文字遣い種別]新字新仮名
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[作品について]伊勢での泥棒の嫌疑からのがれてきた(お玉から名を変えた)お君と米友は、軽業の一座にひろわれ江戸に来ていた。しかし見せものに嫌気がさした米友は一座を去り、金貸しのもとで働くことになる。金貸しは、徳間峠で竜之助とわかれたお絹が甲斐でひろった、砂金取りの子ども忠作であった。一座のもとに残ったお君は、座長のお角(かく)にさそわれ甲府への興行に同行する。ささいなことから甲府の下役ともめごとを起こした一座は、なぐり込みをかけてきた下役仲間の折助たちを相手に、大騒動の喧嘩ざたとなってしまう。仲間と愛犬ムクを救おうと一座の小屋に飛び込んだお君は、火の手のあがった混乱のさなか、ゆくえ知れずとなってしまうのだった。 「大菩薩峠」[初出]第九巻「女子と小人の巻」「都新聞」1918(大正7)年 5月2日~6月20日[文字遣い種別]新字新仮名
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・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
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・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。