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『冒険小説・ハードボイルド、河野典生(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~5件目/全5件

  • 495(税込)
    著者:
    河野典生
    レーベル: ――

     狂った夏の夜、他人の情事をタネにしたカツアゲの帰りに一郎と英坊は、パトカーに追われる隆と知り合った。隆は、ムショ入り中に自分を裏切った女とその情夫を、派手な射ちあいの後に射殺して逃げていた。意気投合した三人は、新宿のジャズ喫茶を溜まり場にして、悪事の計画を練る。あるときは箱根に暴力団の開帳する賭場を襲い、またあるときは運搬中の麻薬を巧妙に奪取したり、基地から流れるカービン銃を横取りして暴力団同士を闘わせるなどして、次第に暗黒街でのし上がっていく。だが所詮、野良犬は野良犬でしかないことを思い知らされる。
     ハードボイルド連作短篇小説。1965年には同名で映画化(監督:牛原陽一、出演:小林旭/宍戸錠/和田浩治、配給:日活)された。

    ●河野典生(こうの・てんせい)
    1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • 495(税込)
    著者:
    河野典生
    レーベル: ――

     アメリカで生まれた日系二世の高村孝之助。彼が自身のルーツである日本にやってきた時、突然、見ず知らずの美人女優に話しかけられた。どうやら作家・作曲家でありテレビ番組やCMにも出演する人気スター、ジョージ石川という男と間違えているらしい。日本のプレイボーイの代表として有名なこの男、顔かたち、声まで自分とそっくりなのだという…。
     有名人と間違えられた孝之助が巻き起こす大騒動は、やがてある殺人事件への関与に発展。彼は“サムライ”としての矜持を保とうと奮闘するが…。ユーモア・サスペンス小説。

    ●河野典生(こうの・てんせい)
    1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  •  おれは何か得体の知れない怒りのようものにとりつかれていた。それは多分に生理的な感情だったが、おれにとってはじめての積極的な意志だった。おれは拳銃をもう一度使いたいと思ったのだ。(「アスファルトの上」より)
     つまらぬ好奇心から女を助けてしまった男の転落劇を描いた表題作など、8篇を収録したハードボイルド・タッチのミステリ短編集。

    *八月は残酷な月
    *ヒッチハイク
    *殺人者
    *ある再会
    *橋の上の男たち
    *まぶしい季節
    *黒人リュウ
    *アスファルトの上

    ●河野典生(こうの・てんせい)
    1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • 495(税込)
    著者:
    河野典生
    レーベル: ――

     定期的に毎月行われているジャズ界のイベント「蒼月ミュージック・イン」は、芸術祭に参加するため、今月は新宿のY生命ホールに進出していた。来日中の黒人ブルース歌手ジャック・レインズが特別参加することもあってか、ジャズ・リサイタルには珍しく客の出足も好調だった。その夜の曲目の半分は、27歳の若さで日本最高のアルト・サックス奏者の世評を得た武田一郎の作編曲になるもので、また彼はそれの中心的な演奏者の一人でもあった。だが肝心の武田は、開演時間が過ぎても一向に姿を見えないのだった。いや、見せることは見せたのだが…。
     麻薬に蝕まれたジャズ界の暗黒面を抉った表題作など、ハードボイルド・ミステリ中篇3本を収録。

    *残酷なブルース
    *罠をかけた奴らの血
    *女だらけのブルース

    ●河野典生(こうの・てんせい)
    1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • 506(税込)
    著者:
    河野典生
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    60年代屈指のハードボイルド。推理作家協会賞受賞

    その娘から電話がかかって来たのは深夜だった。しきりに私に会いたがっていた。翌々日、娘は、相談したいと思って来ました……と、郵便受けに、鉛筆で走り書きした薄汚れた紙片を残して、失踪した。星村美智、一度だけだが、私は彼女と寝たことがある。自堕落な生活にふけり、睡眠薬をかじってはもうろうとなって、いつまでも笑いころげているような娘だった。何人かの男の影が浮かび上がってきた。いつしか私は、失踪した彼女の跡をたどりはじめていた。退廃ムードにひたる現代の青春群像といまわしい〈暴行事件〉を描いた、正統ハードボイルドの傑作、第17回日本推理作家協会賞受賞作。

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