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『文化、文藝春秋(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~18件目/全18件

  • 人生を豊かにするための「教養入門」決定版

    近頃、書店には「教養」についての本が溢れている。だが、そもそも教養とは何か。なぜ教養が必要なのか。教養はいかにして身につけるものなのか――。
    著者の水谷氏によると、1人の人間が生きていく上で必要な知識は2種類存在する。ひとつは実社会で生きていくために必要な知識。もうひとつは、1回きりの人生をより心豊かに、充実したものにしていくための知識だ。水谷氏は後者こそが教養だと説く。

    本書は読者をそうした“知の探求”に誘うための足掛かりを提供する。ヒトという種が現在のチンパンジーやボノボなどと共通の祖先から枝分かれした約700万年前から現在に至るまでの歩みを辿りながら、私たち人類が一体この地球に何を残してきたのか、何を考え、何を信じ、何をしてきたのかを振り返る。

    壮大な旅を手助けしてくれるのは、古今東西の“知の巨人”たちだ。国内からは内藤湖南、津田左右吉にはじまり、梅棹忠雄、中村元、丸山真男、松田壽男、見田宗介、柄谷行人、山極寿一、斎藤幸平。海外からはJ・S・ミル、マルクス・エンゲルスにはじまり、カミュ、エリアーデ、チョムスキー、ジュリアン・ジェインズ、W・J・オング、ユヴァル・ノア・ハラリ……。彼らの著作のエッセンスに触れつつ、人類が生み出してきた“知の全体像”を俯瞰する。

    短期大学で16年にわたり教養の講義を続けてきた筆者が、大学生や新社会人に向けて書き下ろした教養の入門書。
  • 会話の「普遍のルール」から人間の本性が見える
    「え?」「えーと」「はあ?」……これまでの言語学が見逃してきた、こんな言葉に「人間の本性」が表れていた!?

    今まで、主流の言語学が重視してきたのは常に文法や単語の成り立ちだった。
    しかし、あなたが人と会話するときに、完全に文法通りの文章で話すことなどあるだろうか? 「あー」「いや」「はあ?」「え?」「で?」などなど、辞書には載らない言葉を繰り出しながら、すさまじいスピードで言葉のキャッチボールをしているのではないだろうか。

    もちろん文法の研究は重要だ。だが、人間は文字より前に会話をはじめていた。現実の会話には、主流の言語学が軽視してきた本質的な何かがあるのではないか……本書は、そんな言語学の「革命」を追うサイエンス本である。

    AIがまるで人間のように問いかけに答えてくる現代こそ、「会話」を考えることは「人間」を考えること。本書には、そのヒントが詰まっている。
  • 1,500(税込)
    著:
    河野一隆
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    石室内部が赤、緑、黄、黒などの文様で、あざやかに彩られる装飾古墳。
    4世紀半ばから7世紀にかけて現れた「古代のアート」は多くの謎を秘めている。
    カラー図版を多数使って、その謎に世界的視座から迫る。

    ・九州と関東周辺に集中し、近畿に少ないのはなぜなのか?
    ・装飾古墳が九州に多いのは、中国に近いからなのか?
    ・筑紫磐井の乱の敗北が装飾古墳を生んだという通説は本当か?
    ・なぜ埋葬施設に人に見せるための装飾をするのか?
    ・海外にも装飾された埋葬施設は存在するのか?
  • 古代ギリシャから西洋哲学の歴史を紡ぎ直し、
    認知科学、さらに夏目漱石へと至る。若き独立研究者が切り開く、
    心と人類の新たな地平。

    ソクラテスが心を神から切り離して以後、
    人類の心は何度も作り直されてきた。
    そもそも心とは何であったのか?
    AIが台頭する現代、心はどのように捉えられるか?
    古代ギリシアから始まる思索の旅は、
    西洋哲学の歴史を紡ぎ直し、
    認知科学を辿り、夏目漱石へと至る。
    学問領域を大胆に横断しながら紡ぎ出される、3000年の心の歴史。
  • 『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』『ぼけますから、よろしくお願いします。』……
    話題作の数々はこうして生まれた。
    第一線監督の明かす実践的制作術。
    作り手をめざす人、現役のテレビ・映画人、そしてドキュメンタリーを愛するすべての人たち必読!
    是枝裕和監督推薦。
    「大島新のこの等身大の自伝は、自身の制作過程を丹念に辿りながら、むしろそこには自らを鏡にした映像制作史が映し出されている。同じ時代を彼とは少しだけ違う場所で生きて来た私にとってはそのことが大変興味深かった。ファインダーの外側を捉える目を持つ彼は、きっと生来のドキュメンタリー作家なのだろう。」
  • 自らの軍隊経験から迫る「戦争」の実態
    生と死が激しく交錯する戦場でいったい何が起きていたのか。日本とは、日本人とは何か。戦争伝説の仮面をはぎ取った稀有な一冊。
    ※この電子書籍は1983年5月に刊行された文春文庫を底本としています。
  • 950(税込)
    著:
    本郷和人
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    「大河」ファン必携の北条全史
    鎌倉幕府百五十年の歴史をつくった謎の一族、北条氏。名もなき一介の武士の一族が、なぜ政権を奪取し日本を動かし続け、最後は族滅したのか。時政、義時、泰時……、歴代の北条家当主のリーダーシップから読み解く鎌倉通史の決定版。

    ――北条家のリーダーたちに学べ
    第一章 北条時政 敵を作らない陰謀術
    第二章 北条義時 「世論」を味方に朝廷を破る
    第三章 北条泰時 「先進」京都に学んだ式目制定
    第四章 北条時頼 民を視野に入れた統治力
    第五章 北条時宗、貞時 強すぎた世襲権力の弊害
    第六章 北条高時 得宗一人勝ち体制が滅びた理由
  • 日本各地に言い伝えられる「妖怪」から江戸・明治期の絵師・河鍋暁斎、
    「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるまで令和版「妖怪談義」。

    「水木しげる作品」がウケ続けているわけは?
    柳田國男が『遠野物語』で描いた「河童」「山人」…
    「幽霊」「妖怪」「おばけ」の怖さ
    「私は京極だが、京極は私でない」のはなぜか?

    目次
    はじめに
    第一談 世界の半分は書物の中にある
    第二談 水木“妖怪”は何でできているか
    第三談 水木漫画と日本の“妖怪”文化
    第四談 「怪しい」「妖しい」「あやしい」話
    第五談 柳田國男と『遠野物語』の話
    第六談 河鍋暁斎はやはり画鬼である
    第七談 幽霊は怖いのだろうか?
    第八談 「ことば」と「おばけ」との関係
    第九談 日本語と“妖怪”のおはなし
  • 初のアフリカ人学長によるユニークな京都論。
    「いけずな町」に飛び込んだ外国人学者、「悪戦苦闘」の30年。

    「一見さんお断り」はサービス精神の裏返しだった?
    「遠まわしなモノ言い」は「よそさん」への気づかい?
    実はパーティ好き、実は気を使いすぎ、実は新らしモノ好き……、
    「サンデーステーション」出演で話題のウスビ・サコ氏が専門の空間人類学をベースに京都人を分析する。
  • コロナは日本を変えるチャンス!
    変革のカギは昭和おじさん文化からの脱却にあり。
    歴史の知恵を吸収してきた出口治明氏と博覧強記の仏文学者の鹿島茂氏が、
    人類はコロナ禍をどう克服すればいいのかについて、「週刊文春」で3度にわたって対談した。
    大反響を呼んだこの連続対談がついに書籍化。歴史の叡智から導かれた答えがここにある。

    第一章 感染症が世界史を変えた
    ヨーロッパの人口の三分の一以上が死んだペスト、コロンブスが新大陸に持ち込んだ
    天然痘などの感染症は人口を激減させ新しい世界の扉を開いた。その歴史を踏まえ、
    コロナ禍がどう歴史を変えていくのかを展望する

    第二章 コロナが変える日本
    在宅勤務、リモートワークの増加は、日本社会にどのようなインパクトをもたらすのか。
    コロナをきっかけに日本をより住みやすい社会にするための処方箋を語り合う。
    変革のカギは「メシ・フロ・ネル」からの脱却にあった

    第三章 コロナと米中激突の行方
    コロナに対して人類は一致団結するどころか、米中が対立を深めるなど、
    連帯よりも分断が目立っている。混迷を深める国際秩序の行方はいかに。
    歴史を学び、長期的な視野に立ってコロナに対峙することの大切さを説く
  • シベリアは究極の自由の世界だった!
    凍てつく大地に秘められた
    底知れぬエネルギーの源流を追う――

    ロシアのウラル山脈以東に位置するシベリアには、住所を「ツンドラ」と記すトナカイ遊牧民から今も活躍するシャーマンまで、多種多様な宗教や文化が共存している。気鋭のロシア政治学者が、辺境の地に根を張り、今をしたたかに生きる不屈の人々を訪ね歩いた貴重な記録。ロシアを深く理解するための必読書。
    文庫化にあたり、書き下ろしコラムやカラー写真も収録。
  • スペイン・インフルエンザ、結核拡大、そして関東大震災。
    未曾有の疫病や近代化に伴う社会の拡大・密化は、庶民の生活にどのような影響を及ぼしたのか。
    人口の推移をベースに紐解く大正時代の姿!

    「デモグラフィ」とは、出生・死亡・移動などの人口統計全体、あるいは人口の研究を指す言葉である。
    つまり本書は、新たに発掘された史料、進展してきた歴史人口学の成果を踏まえ、
    大正期を人口という窓を通してながめてみよう、という意図のもと書かれた。
    その視点で検討してみると、従来「デモクラシィ」の時代と呼び習わされてきた大正期も、
    必ずしも明るく進んだ面ばかりではなかったことが分かる。

    大正時代を捉え直す意欲的な1作。


    速水 融(はやみ あきら)
    1929年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。経済学博士。同大学教授、国際日本文化研究センター名誉教授などを歴任。
    江戸時代の宗門改帳などの収集・分析を通じて近代以前の人口の変遷、人々の生活を明らかにする歴史人口学を切り拓いた。
    2009年文化勲章受章。『歴史人口学の世界』『歴史人口学で見た日本』
    『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ 人類とウイルスの第一次世界戦争』など著書多数。2019年12月逝去。

    小嶋美代子(こじま みよこ)
    1948年生まれ。青山学院大学卒業、麗澤大学大学院国際経済研究科博士課程修了。経済学博士。著書に『明治・大正期の神奈川県』。
  • 頼れる確かなものが失われた中心なき世界。
    自由と民主が揺らぐカオスな時代。
    未来への道は辺境にある――。

    2011年3月の東日本大震災、2014年9月の雨傘運動。
    日本と香港。
    大きな転機を迎えた2つの「辺境」から未来へのヒントを探る、
    往復書簡の記録。

    【目次】
    第1回 辺境(ホンコン)から辺境(ニホン)へ
    第2回 言葉と民主主義
    第3回 念じれば響く――都会のある祭りの灯
    第4回 辺境の2つの顔
    第5回 過去の辺境、未来の中心
    第6回 香港――渦巻状の交通路
    第7回 刻々と変化する文化速度
    第8回 日本にとってサブカルチャーとは何か
    第9回 話したいことが無数にあるようだけれど、残念ながら私には分からない
    第10回 「きれい」は「きたない」――列島の周縁から
    第11回 光と影の辺境文化――都会・映画・中国ナショナリズム
    第12回 ナショナリズムから都市的アジア主義へ
    第13回 真・自由の彼方へ
    第14回 近代を広げ、豆を育てる
  • 765(税込)
    著:
    永井義男
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    春画の魅力は永遠に不滅!
    不倫、夜這い、のぞき、男色、獣姦…江戸びとの性を春画を通して解説。
    著者の若かりし日の体験談も妙におかしい、楽しい春画コラム。

    【目次】
    第1章_春画に見る性
    性はゆたかだったか
    春画はダンディズムとは無縁
    妾奉公は親孝行
    性は娯楽
    春画の魅力は不滅

    第2章 江戸の女の性
    見せるは魅せる?
    あそこを、何と呼んだか
    女性器は奥が深い
    淫乱の定番

    第3章_庶民の性
    のぞきの誘惑
    どこでしようか
    武士も庶民も夜這い
    ありふれた密通

    第4章 夫婦の性
    性の風習
    子供のいる風景
    婚礼と初夜
    夫婦のセックスは官能的か
    顎で蠅を追う

    第5章_遊里の性
    女の値段
    奇妙な感覚
    女の喧嘩
    異人と遊女
    性は聖か

    第6章_異端の性
    江戸の変態
    江戸のアダルトグッズ
    後門の変
    畜生道
    獣姦の妄想
  • 2017年7月1日、カナダは建国150周年を迎える。テロや政治状況などで暗雲たれこめるヨーロッパやアメリカに比べ、誰もが笑顔になれる、癒される国として注目を集めている。昨年、アメリカでトランプ政権が誕生することが明らかになったとき、移民を希望するアメリカ人たちがカナダの移民登録サイトに殺到したことも話題になった。
    建国以来、世界中からの移民を受け入れ、多民族主義を宣言し、異なるルーツの人びとが幸福に共存する道を選んできたカナダ。その広大な国土を、ジャーナリスト上原善広氏が一年目はプリンス・エドワード島からウィニペグまで、二年目は東端の地ニューファンドランドを起点に、鉄道でトロントからバンクーバー、さらに北上して北極圏のタクトヤクタックまで踏破した。カナダ全土に張り巡らされた「トランス・カナダ・トレイル」(TCT)という古い街道や廃線になった線路跡などのトレイルを自転車でめぐったり、建国の礎となった大陸横断鉄道に乗って西海岸に到達し、先住民と共にユーコンで狩りをしたり、歴史をたどりつつ「今」のカナダを体感する気鋭のルポルタージュ。
  • 花柳界、芸者、三業地……文字としては馴染みがあっても、実態は殆ど知られていない世界。長年新橋演舞場に身を置き、数々の名妓たちと親交のあった著者が、芸者の成り立ちから戦前、戦後の東京の花柳界全盛の時代までの歴史と変貌を細やかに描写。処女作にして和辻哲郎文化賞を受賞した、画期的日本文化論。
  • ◎TEDトーク225万回再生◎

    私たちはいつ言語を獲得し、文字を使い始めたのか?

    4万年前の氷河期に残された壁画の数々。
    そこには牛や馬の絵とともに不思議な記号が残されていた。
    ヨーロッパ全体368箇所の洞窟に残された記号を世界で初めてデータベース化。
    すると記号はわずか32個に収斂された。
    2400キロも離れた2つの洞窟に残された記号が一致するのはなぜか?
    あるいは急峻なピレネー山脈を挟んで、一致した特異な屋舎記号。
    自ら52箇所の洞窟に潜って記号を採取した
    カナダ人女性科学者がその謎に挑む!

    【目次】

    ■はじめに 太古の人類が残した記号
    ■第一章 何のために印をつけたのか?
    ■第二章 人類のはるか以前に道具を使った者たち
    ■第三章 死者をいたむ気持ちの芽生え
    ■第四章 言葉はいつ生まれたのか?
    ■第五章 音楽の始まり
    ■第六章 半人半獣像とヴィーナス像
    ■第七章 農耕以前に布を織っていた
    ■第八章 洞窟壁画をいかに描いたか?
    ■第九章 欧州大陸に到達以前から描いていた
    ■第十章 唯一の人物画
    ■第十一章 遠く離れた洞窟に残される共通の記号
    ■第十二章 それは文字なのか?
    ■第十三章 一万六千年前の女性の首飾りに残された記号群
    ■第十四章 壁画は野外にも残されていた
    ■第十五章 最古の地図か?
    ■第十六章 トランス状態で見える図形なのか?
    ■おわりに データベースを世界の遺跡に広げる
  • 『シャルリとは誰か?』で私はフランス社会の危機を分析しましたが、11月13日の出来事〔パリISテロ〕は、私の分析の正しさを悲劇的な形で証明し、結論部の悲観的な将来予測も悲しいことに正しさが立証されてしまいました。
    ――「日本の読者へ」でトッド氏はこう述べています。

    本書が扱うのは2015年1月にパリで起きた『シャルリ・エブド』襲撃事件自体ではなく、事件後に行なわれた大規模デモの方です。「表現の自由」を掲げた「私はシャルリ」デモは、実は自己欺瞞的で無意識に排外主義的であることを、統計や地図を駆使して証明しています。

    ここで明らかにされるのは、フランス社会の危機であり、西欧先進国にも共通する危機で、欧州が内側から崩壊しつつあることに警鐘を鳴らしています。ユーロ、自由貿易、緊縮財政による格差拡大と排外主義の結びつきは、ベストセラー『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』にも通じるテーマで、前著の議論がより精緻に展開されています。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
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