『児童文学・童話・絵本、内田麟太郎(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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ナンセンスの名手・内田麟太郎が描くもうひとつの世界。著者が書かずにはいられなかった母への切なる想いが美しく広がる……。
おかあさんを、ずっとまっているんだ。内田麟太郎が描く、母への切なる想いが、美しく広がる……。まだ ことばを すこししか しらなかったころ。/ばくは ラジオから ながれてくる ことばに、ふと みみを かたむけた。/うみのはは。/(そうか。かあさんは うみに……)/ぼくは 水平線 みつめた。/かあさんが、なみの うえを すべってくるようで。しろいきものの 女神さまのような すがたで。/まちつづけた。ずっと。水平線を みつづけながら。/ときどき、そっと よびかけて。/かあさん。/ゆうひが しずんでいく。それでも……。ぼくは まちつづけた。/ひがしずみ なみの おとだけになった。/ぴちゃ ぴちゃ。ぴちゃ ぴちゃ。/(かあさんは……、こなかった)ぼくは よみちを かえっていった。/それから なん年してからだろう。ぼくは すこし じぶんを わらった。海の母じゃなくて、生みの母だったのだ。/……。 -
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留守中に砂糖を使用人に盗み食いされたくないと思った、ケチな主人。使用人達に、砂糖のことを猛毒「附子」だと言って、絶対に近づかないよう脅して出かける。使用人2人は最初、猛毒に怯えながら留守番をしていたが、やがて怖いもの見たさに中を見る。すると、なんとも美味しそう。一人が勇気を出して食べてみると、なんと中身は砂糖!二人は夢中になって全部食べてしまう。さて、主人が帰ってきた時、2人はどんな言い訳をする? -
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しゃべるウサギのあとを追っていくと、深い穴に落ちてしまうアリス。着いたところは、今まで見たこともないふしぎの国・・・。はちゃめちゃだけど、楽しいことだらけのふしぎの国を冒険することになったアリスを描いた、永遠の名作童話です。歩くトランプ、おかしなぼうし屋、おかしな三月ウサギ、笑ってばかりのネコなど、奇妙で面白いキャラが勢ぞろい。読みやすい文章と可愛いイラストで、アリスと一緒に冒険気分が味わえます! -
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おやおや、こわーい かおの やまぶしが、なぜだか かわいそうな なみだがお。いったい、やまぶしに なにが おこったのやら? ……こたえは ほんの なかに! -
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自分をおいて国へ帰るという男を、泣きながら責める女。ところが女は、お椀に入った水を目につけて、うそなきをしていた! 気づいた家来が、水を墨にとりかえることに。 -
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新聞・雑誌で話題の『ぶす』、『かきやまぶし』につづく、狂言えほん第3巻。かたつむりを見たこともないのに、とってこいと命じられた太郎冠者。偶然見かけた山伏を、「あれが、かたつむりどのだ」とかんちがいし、とんでもない展開に! -
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おそろしい風貌のかみなり様が、小さな針をこわがるギャップが楽しい、狂言『神鳴』をもとにした絵本。絵ことばの名士、内田麟太郎のとぼけた文章と、よしながこうたくの迫力の絵が見事にマッチした、爽快な一作です! -
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ぞうさんがお空に「ぷおーん ぷおーん」と飛ばした風船が、ばるーんばるーんと飛行機に変身。また別の風船をお空に飛ばすと……。また別の風船をお空に飛ばすとこんどは……?ページをめくる楽しみと想像力が広がる一作です。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
東日本大震災を振り返り、生きる意味を問う絵本。宮城県女川で震災に遭った神田氏と内田先生のコラボ企画。
著者の一人・神田瑞季さんは15歳の時に、故郷・宮城県女川町で東日本大震災に遭遇しました。その後、神田さんが描いた震災関連の絵が女川町の震災復興絵はがきとなり、話題を呼びました。本書は、内田麟太郎さんの優しい詩とその内容に寄り添った神田さんの絵から成る、宮城県女川町を舞台とした震災関連の絵本です。震災後、実際に目の前に広がっていた風景と、震災後のショックで心を閉ざした少女の心象風景が描かれています。この絵本は、震災を経験した人にも、そうでない人にも、誰にでも優しく語りかけてくれます。子どもはもとより、大人も読める内容です。巻末には、著者二人の対談「あとがきに代えて」を掲載しています。そこでは、著者それぞれがどのような思いでこの絵本に取り組んできたのか、この絵本を通して何を伝えたかったのか、などといった制作秘話が語られています。構想から4年を経て完成した一冊! -
うさぎの子が考えます。おかあさんになるってどんなことだろうと。まずこどもの名前を呼ぶこと、こどもと手をつなぐこと、そして……。
お母さん、こどもをぎゅっと抱きしめてあげて……そんな強い願いが全編からながれている心温まる絵本。主人公はうさぎの女の子ミミちゃん。そのミミちゃんが、きょうはぬいぐるみのお母さんになるのと友達のターくんにいいます。するとターくんは尋ね返します。「おかあさんになるってどんなこと」ミミちゃんは、春の野原の中で一生懸命考え考え答えました。「こどもの名前を呼ぶことよ」「それから、こどもと手をつなぐこと」そしてミミちゃんは、こどもが熱を出して懸命に看病するお母さんになりきって、こう答えます。「おかあさんになるってことは……、心配しておもわずぎゅっとだきしめて、おもわずなみだがでることよ」と。独創的な絵本を作りつづけてきた内田麟太郎氏が、はじめて書いた母の絵本。中村悦子氏の優しい絵が大人をも魅了します。 -
えんまさんがお願いしたのは・・・
お盆の季節に地獄の話をということで、今回は地獄をテーマに書いてもらいました。山本孝の大好きな魑魅魍魎の世界。あまりグロテスクにはしないで、少々滑稽味をだした地獄話ができあがりました。お寺に伝わる地獄絵の数々はかなり厳しいものですが、そこには悪いことをすれば地獄に行くのだという脅しが表現されています。母親の恋しいえんまさんが老婆を助けようと四苦八苦する様子がこのお話し全体を面白くさせています。救いの手をさしのべる仏様もお茶目です。 -
これぞこいのぼりの決定版!
明日はいい日、子どもの日。かっぱまちは前祝いで盛り上がっています。子どもの成長を祝う、端午の節句の行事絵本。圧巻のラストシーンにご注目! -
内田麟太郎、山本孝がおくる、行事絵本シリーズの6月。水無月とも呼ばれますが、今の季節だと梅雨時。そんな狭間の時期をイタチが恋したあざみのエピソードにからめて風景描写も鮮やかに描いています。
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内田&山本コンビでおくる行事絵本の第2弾。前回の「十二支のおはなし」でデビューした山本氏も2冊目になってぐっと成長しました。山本氏の良さを十二分にふまえた内田氏の文章は思わず笑いがこみあげつつも、古き日本の懐かしい風景を見事に描いています。
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おとうさんはかっこいい!
内田、山本コンビの行事絵本の11月のテーマは七五三です。やんちゃな子どもたちの怪獣ごっこにおとうさんもいっしょになって遊んでいます。正義の味方のようにおとうさんも家族を守るという意気込みが伝わってくる絵本です。無事に育った子どもたち。感謝をこめて神社にお参りに行く風景は今も昔もかわりません。特に昔は子どもの生存率も低かったので、なおさら七五三を祝う意味がありました。 -
むかしむかしのおひなさま!
ももちゃんがおばあちゃんとおかあさんといっしょにおひなさまを川に流しています。すると、川の中から、手がのびてきて、ももちゃんのおひなさまが取られてしまいました。もともと古代から伝わっている流し雛ですが、最近はあまり知られていません。そんな昔ながらの行事をふまえつつ、川の中でカッパの両親が娘を助けるために必死になっている姿を描きます。 -
今夜はきもだめし。おばけのこどもたちはぶるぶる震えています。森にはいったいどんなおばけがでてくるのでしょうか?内田、山本コンビが贈る、こわくて楽しいおばけの絵本。
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七夕の由来話はかなりの数ありますが、今回は現代の子どもと七夕の世界との二重構造にして、内容を忠実に描きつつ、より子どもたちに共感のもてる工夫をしました。行事絵本シリーズで、大好評のコンビ。次はどの行事かと期待されているシリーズの4冊目です。
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来年のことを言うと鬼が笑う?
正月の準備をしている年末。来年もれんげ畑におじいちゃんと行きたいとあやちゃんが言うと、部屋のどこかから笑い声が聞こえてきます。いったい誰が笑っているのでしょう? -
昔風の月の読み方で10月は神無月といいますが、これは、この月に八百万の神々が出雲に集まるため、他の場所には神さまがいなくなるところからついたそうです。逆に出雲では神在月と呼んでいます。10月の行事絵本ということで、今回はこの名前の由来にちなんだ物語ができました。京都からは菅原の天神さんが、ある場所からは弁天さんが、イネの神さまもいれば、水神さまもいます。そんな神々が出雲に集まって相談することはいったいなんでしょうか?
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おばけも花見を楽しみます!
「おばけ長屋」に朝がきました。今日はみんなで花見です。あねさんのつまびく三味線にみんなうっとり。お花も満開です。ところが一転急に雷がごろごろとなりだしました。江戸時代が一番花見を楽しんだのではないかと思います。小唄なんて子供にはわからないかと思うかもしれませんが、調子のいい言葉は自然と耳になじみます。親子で粋を楽しむ絵本。おばけもたくさん登場します。 -
お正月に神様のところへあいさつに行くことになった動物たち。ちゃっかりもののねずみは牛の背にのり、門の前で一足先にゴールイン。一番最初はねずみ年になった…。
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鬼も笑えば、福きたる?
節分の夜、男が一人で酒を飲んでいると、外で「さむいよー」と声がする。だれかと思ったら、鬼たちだった。それなら入れと男は誘い、やがて宴会がはじまった。そこへ…… -
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なぞの生物ハサミ・ムシにもらった魔法のはさみ。「ことばを切るはさみ」で動物園をすくう、痛快な物語。
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