『「恋愛&青春」フェア(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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誰の心にも眠る“十四歳のリアル”
雄一は、中学一年の夏休み後、仲のよかった同級生から突然イジメの標的にされる。彼は、心の痛みをカリスマ的な存在である歌姫“リリイ・シュシュ”の世界で癒そうとする。そこだけが、自分の居場所であるかのように……。イジメ、万引き、援助交際……閉塞感に押しつぶされそうな日常と、そこから逃避してリリイ・シュシュのファンサイトに没頭する非日常の間で生きる十四歳。青春のダークサイドをリアルに描き出し、話題を呼んだ映画作品のもとになった、ネット連載小説の文庫化。 -
友情、青春、淡い恋。死の期限が迫るとき、少女は大きく成長する!
自分に自信のない姫花は、高校に入学し、桜の下で運命的な出会いをする。けれど自分なんて、素敵な彼には釣り合わない。そんな時、事故に遭いそうになった姫花は、死の運命を延長されたと聞かされて…… -
憧れと狂気が交錯する、ノンストップ青春物語!
俺は出会ってしまった、理想の「エリナ」に――。ゲームオタクの大学生・日野は、偶然訪れたサバゲ―サークルの新歓で、中学時代に熱中していたゲームのヒロイン・エリナにそっくりな宮城絵茉(エマ)に恋をした。二度告白するも振られ、今後は彼女を遠く見守ることを決意するが、そんな折彼女に害をなすストーカー犯が現れる。はじめはSNSに彼女の悪口を書き込むだけだったが、次第にサークルの部室に盗撮写真をばらまいたりと行動をエスカレートさせる犯人に怒っていた日野は、彼女の涙を見てついに決意する。俺が絶対に犯人を見付けて懲らしめてやる――。調査のため部室に監視カメラを仕掛け、犯人と思しき男のいる大学に潜入したりと、次第に暴走していく日野はサークルで孤立するが、ついに犯人を発見。その正体は意外なもので――。憧れと狂気が交錯する、ノンストップ青春物語! -
本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!新世代の青春ミステリ
北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ショックから不登校の幼馴染みの自宅を訪れた垣内は、彼女から「三人とも自殺なんかじゃない。みんな殺された」と告げられ、真相究明に挑むが……。 -
現代を生きる若者の不安と憂鬱と活路を見事に描きだした青春放浪記!
モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビになって、そのまま大学卒業。もしかして私、誰からも必要とされてない――? 現代を生きる若者の不安と憂鬱と活路を見事に描きだした青春放浪記! -
140字の無限の世界。何度も読み返したくなるスーパーショート小説集。
Twitterで、140字ぴったりで完結する物語「超短編小説(スーパーショート)」を綴る作家・神田澪。
恋愛、ミステリー、SF……涙の感動作からクスッと笑えるコメディまで。わずか140字の先に、想像もしないラストが待っていると話題沸騰!
そんな神田澪待望のデビュー作がついに登場! これまで書き続けた千篇以上の作品の中から厳選して掲載しました。
表題作はもちろんのこと、Twitter上で17万いいねを記録(2020年12月時点)した絶大な人気作のほか、さらに書き下ろし作を多数加え収録。
得意とする140字作品を基軸に、140字小説を連ねた初の「連続ショート作品」に、初発表のエッセイや中編など、さまざまな形態のものがたり合計141篇を収録した本作は、まさに「ものがたりの宝石箱」。
現代の「千夜一夜物語」、ここに登場! -
恋愛小説の名手によるアート×青春×純愛物語
誰もが認める圧倒的な絵の才能を持つ少女・瀧本灯子。卓越した技術で、人間業とは思えない緻密な絵を描く少年・南條遙都。二人は幼くして出会い、互いの才能を認め、共に創作へ打ち込んできた。美大へ進んだ二人に気鋭の画家として評価が高まっていた矢先、二人のいるアトリエを土砂崩れが襲う。なんとか命は取り留めた二人だったが、画家としてあまりに酷な運命が待ち受けていた。若き天才画家を取り巻く絶望と愛の物語。 -
顧問 VS 新副顧問 吹奏楽部にふたたび波乱が!? 『吹部!』続篇!
都立浅川高校吹奏楽部の顧問三田村、通称ミタセン。教師らしくない言動で部をかきまわすが、類まれな音楽センスを発揮し、赴任してすぐに部を東京都大会金賞に導いた。新学期を迎え、さらなる飛躍を目指す浅高吹部だったが、突如マーチングに挑戦することに。青天の霹靂だった部員たちは戸惑い、ミタセンはやりたくないと駄々をこねる。マーチングを積極的にやろうとしているのはどうやら新副顧問、嘉門先生らしい。次第に座奏組VSマーチング組の構図が生まれ……。 -
心の傷を抱える少女と秘密を握る少年。2人を近づけたのは殺人計画だった。
「人を傷つけてしまうのではないか」という強迫観念に囚われている中学3年生の理子。身近な人間の殺人計画を「夜の日記」に綴ることで心をなだめ、どうにか学校生活を送っている。そんな理子の前に、彼女の秘密を知るという少年・悠人が現れる。秘密を暴かれたくなければ父親の殺害を手伝えと迫る悠人に協力するうち、徐々に彼に心を開いていく理子。やがて二人は計画を実行に移すが――。
先読み不能、一気読み必至の青春ミステリ!
解説 有栖川有栖 -
彼女は、天才画家にして名探偵——。青春×アートミステリの決定版!
画家を目指す僕こと緑川礼は謎めいた美少女・千坂桜に出会い、彼女の才能に圧倒される。僕は千坂と絵画をめぐる事件に巻き込まれ、その人生は変化していく——。才能をめぐるほろ苦く切ないアートミステリ! -
話し方も、仕草も、癖も、寂しさも、優しさも、君でなきゃダメなんだ。
著者累計30万部突破。ツイッターで16万人が共感した(2020年1月現在)、
出逢いやかけがえのない想いを大切にできるようになる、心のおまもり本です。
あなたのこれまでに間違いなんてどこにもなかったと、すべてを優しく包み込んでくれます。
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人を好きになれば綺麗な感情だけじゃなく、時に苦しいほどの嫉妬をして相手を傷つけ、
自己嫌悪をしてしまったり、叶わない想いや、行き場の無い、感情に思い悩んだりしてしまいます。
こんな辛い思いをせずただ単純に、愛する人を愛することが出来たなら、どれだけいいだろう。
思い悩むことなく、 ただ真っ直ぐに好きでいられたらどれだけいいだろう。
けれど、人を好きになることは傷つく覚悟と共にあるのではないでしょうか。
思い悩み、苦しいと感じても尚、その想いを持ち続け、たとえ報われなくても
人を好きでいることは何よりも尊いと思います。
恋愛に限らず、生きていくことはいくつもの壁を乗り越えていくものだと思います。
その壁は小さなものもあれば、見上げるほど大きなものもあります。
何度諦めようとしただろう。
何度泣いて前が見えなくなっただろう。
どれだけ遠回りしてしまっただろう。
それでも何かを信じ、その壁一つ一つに立ち向かう姿、
前に進もうとする姿こそが人の本当の美しさ、そして強さではないでしょうか。
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本書は恋愛だけではなく 『自分自身』そして『幸せ』について書かれています。
思い悩む人の背中を押すヒントになれば嬉しいです。
そしてこの本を読んだ人自身がその悩みの答えを見つけ、
前を向き、凜として歩き出す力となりますように。 -
ポラロイド写真を使って謎を解く、青春恋愛キャンパスミステリー!
可瀬理玖は自分の住む町に生きにくさ、息苦しさを感じ、〈ここではないどこか〉に行きたいと思っていた。
上京できれば大学はどこでもよかったのだが、せっかくならと大好きな写真家・渡引クロエが通っていた大学を選んだ。
クロエが立ち上げたという創作サークル「猫を探す人の会」に入り、クロエの人生を追体験することにする。
サークルは見つけたものの、廃部寸前の少人数サークルで活動はほぼゼロ……。
気を落としていると、写真を撮った相手と写真を通して会話ができるという不思議な力を持つ女の子・渡引真白と出会う。
理玖はクロエとそっくりな顔をした真白を見て驚く。なんと娘だったのだ。
真白がサークル「猫を探す人の会」に入ったのは、一度も会ったことのない父を探すためで、
その手がかりがサークル内にあると確信しているという。
理玖は真白の父親探しを手伝うことにしたが、そこにはとある事件が絡んでいて……。
青春恋愛キャンパスミステリー! -
私の大切なものって、何だったの——!? 絶対泣ける、極上の恋愛ミステリ
悪性の脳腫瘍で病院に運ばれた夕夏。夜中に泣いていると謎の男が現れ「大切なものと引き換えに命を助ける」と持ち掛けられる。翌朝、腫瘍は良性に変わっていたが夕夏からはここ2年間の記憶が消えていて—— -
純愛。すこし歪な。
この恋は、あまりにも痛くて危険で耽美——
美しい離島でひとり暮らす青年・水無月陸。ある夏、陸が思い焦がれ、再会を切望していたかつての幼なじみ・黒坂聖が、女性の姿になって突然島に帰ってきた。陸は、胸に渦巻く凶悪な感情を抑えきれず、聖を監禁するが、本性を現した聖の前になすすべなく屈服し、欲望のままに交わる。小学生のときに死んだもうひとりの幼なじみ・遠野宮への回想と思慕をまじえ、美しい島でくりひろげられる少年たちのグロテスクでありながら透明なひと夏の恋。——表題作「夏の方舟」より「水の影踏み」
ほか、夜な夜な妖しいバーでおこなわれる、欲望をむき出しにしたヴァイオレンスなショー。その魅力に憑りつかれたサラリーマンの巻村と小田桐はバーに入り浸るように。そこでは、あまりにも刹那的な「生」と「死」の交錯がくりひろげられていた——「サロメのいない金曜日」
生々しくもピュアな、男たちの嫉妬と葛藤、欲望を痛々しくも透明に描き出した恋愛小説。 -
青春ど真ん中17歳、熱き高校サッカー小説。
高校2年生になった武井遼介は、Aチーム入りが叶わず、Bチームでもがいていた。インターハイでは、スタンドで応援役にまわるBチーム。遼介の中で、このままでは終われないという気持ちが強くなっていた。 -
圧倒的な評価を集めた、第36回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作!!
2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。晴は“ゾンビを撃ち殺す”ゲームのなかで、自らを標的にすることで自殺していた。人工知能の完成に向け調べていくうちに、工藤は彼女に共鳴し、惹かれていく。晴に“雨”という恋人がいたことを突き止めるが、何者かから調査を止めなければ殺す、という脅迫を受けて――。極上のミステリ×珠玉の恋愛小説! 第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作。 -
無名の高校生16歳、リアル青春サッカー小説。
2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部する。東日本大震災から1ヶ月、普通にサッカーができる現状に葛藤を抱きながら、遼介は新入部員約50名でスタートした部活に励む――。 -
本好きマジメ女子と、スポーツ万能男子が文化祭でタッグを組む!?
部活の命運をかけ、文化祭に向けて九條潤は張り切っていた。一方、図書委員の八王寺あやは準備の盛り上がりに入れずにいた。そんな二人が一緒にお化け屋敷をやることになり……爽やかでキュートな青春小説! -
あの日、たしかに二人は別れたはずだった。けれど僕らは同じ灯を見つける、何度でも――。恋愛小説の名手が東京とフランクフルトを舞台に綴る、時を超えた純愛と魂の救済の物語。
大手出版社に勤める高林直人は、二十七歳のときドイツ出向を命じられる。それは学生時代からの恋人、山本理沙との別れを意味していた。フランクフルトで同僚と男三人の共同生活を始め、現地の女性ステファニーと恋に落ちる直人。ところが日本に帰国して後、三年以上も音信不通だった理沙の消息を知ることになる……。 -
アニメ化もされた、伝説の引きこもり青春文学の最高傑作!
ひきこもりの大ベテラン佐藤は気づいてしまった。人々をひきこもりの道へと誘惑する巨大組織の陰謀を!――といってどうすることもなく過ごす佐藤の前に現れた美少女・岬。彼女は天使なのか、それとも……。
コミック化、アニメ化され大ヒットとなった伝説の青春小説! 電子版特典としてコミック版第1話を収録! -
わたしはこのギターから全てを教わった--。珠玉の音楽青春小説!
わたしはこのギターから全てを教わった――
いつも俯きながら生きてきた。
音楽がわたしに光を与えてくれた。
熱情、誇り、挫折、才能――青春の全てがここにある。
心を掻き鳴らす、珠玉の青春音楽小説。
朝倉桜は京都の私立校に通う高校二年生。同級生の「モーゼ」こと百瀬は幼い頃から天才ギタリストとしてもてはやされ、今はプロで活躍中だ。学校に居場所を見いだせない桜はいつのころからか目立たぬように行動するのが習い性になっていたが、モーゼの強い勧めでギターを始めることに。すぐにギターの虜になった桜は高校を中退し、モーゼ率いるバンド「モーゼス」に加入。プロのミュージシャンになると決意するが……。 -
ヒット作『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、純粋すぎる恋物語
子供の頃信じていたサンタクロースが本当にいたら? しかも日本に。でも彼はイメージと程遠く愚図で意気地なし。そんな彼も恋をします。彼女はどこにでもいる普通の女性。ですが夢を失い、今の自分に向き合えずにいました。サンタは彼女のために願いを叶えようとします。どんな辛いことでも笑顔で隠して。すると彼女の中で何かが変わり始め──。現代のおとぎ話は素敵な恋物語。大切なものをもう一度思い出させてくれます。 -
初恋の君に会いに行ったら、ぼくの人生は変わるんだろうか……
社会人生活に疲れていた雄也に、突然中学校時代の同級生から電話がかかってきた。話の流れで、文化祭で中途半端になっていたプライベート映画を完成させ、上映しようということになるが……。 -
「タクミくんシリーズ」のごとうしのぶが贈る切なくも美しい少年たちの物語
闇の中で光る緋色の双眼の持ち主・タケル。彼は少年の姿のまま、永遠に近い時を生き続けるのだ……。それは運命の相手を追い続ける、長い長い旅路。せつなくも美しい、少年たちの別離と邂逅の物語! -
僕は彼女のために何ができたのだろう。限りなく切ない青春小説。
「私、火星人なの」――必死なまなざしでそう語り続ける佐伯さんに、僕は恋をした。夏休みの数学の補修を一緒に受けながら毎日彼女のいる火星の白昼夢を見るほど、気持ちはつのるばかり。誰もいない校舎で、夜のグラウンドで、ゲームセンターで、佐伯さんとの距離はだんだん近づいていったが、彼女は自分の家のことを決して話そうとしないまま、別れの時が迫っていた。行き場のない想いを抱えた高校生たちの青春小説。
※本作は二〇一五年四月に小社より刊行された単行本『火星の話』を改題し、文庫化したものが底本です。 -
ある風変わりな男子寮を舞台に描く、艶っぽくて甘酸っぱい極上青春小説!
大学進学のために上京した鳥貝一弥17歳。東京でのアパート探しに行き詰まっていたところ、
いい部屋があると薦められて訪ねた先は高級住宅街の奥に佇む洋館だった。条件つきだが家賃も破格の男子寮だという。共同生活を営んでいるのは揃ってクセのある男たちばかり。先輩たちに翻弄されながら戸惑いつつも、幼い頃の優しい記憶の断片を甦らせ、自らの生い立ちと向き合っていく鳥貝。艶っぽくて甘酸っぱい極上の青春小説! -
「珈琲店タレーランの事件簿」著者、岡崎琢磨が送る、究極の片想いミステリ
夏樹と冬子は、高校時代、男女だけれど「親友」だった。
お互い、日常の謎を解くことを趣味として、一緒に居て誰よりも心地良い存在だったあの頃。
やがて社会人となった夏樹は、冬子に会いに神戸を訪れる。
町を散策しながら、昔と同じく、冬子と日常の謎ときを楽しむ夏樹だが、
夏樹には心に秘めた想いがあった。
冬子への恋心。もう、ごまかせない。
けれど冬子はなかなか、夏樹の想いを伝えるチャンスをくれなくて……。
もどかしくも、季節はうつる。夏樹の焦り、冬子の戸惑いをのせて。
そして……。
それは、最高で最低の片想い……。
優しく穏やかなな日常の謎ときから一転、驚愕のエンディングに、誰もがきっと目を瞠る。
青春ミステリの名手、岡崎琢磨が送る、究極の青春恋愛ミステリ。 -
マスク乙女よ、妖怪だらけの世を不器用に生きぬけ。勇気をくれる反逆の青春小説、ここに誕生!
■ろくでもなく愛おしい主人公の決断に、きっと誰かが救われる。――住野よる氏
■薄暗い青春の片隅でうごうごしているとき、我々はみんなマスクをつけている。――森見登美彦氏(解説より)
人生、マスクが必需品。
自称「口裂け女」ことくにさきみさとは、札幌在住の22歳フリーター。
他人とはマスクを隔てて最低限の関わりで生きてきたが、諸事情により、避けてきた人々と向き合う決意をした。
自己陶酔先輩の相手をし、ひきこもりの元親友宅を訪問し……やっかい事に巻き込まれ四苦八苦する口裂けだが、周囲の評価は確実に変化していき――?
衝撃の結末とある「勇気」に痺れる、反逆の青春小説!
第6回野性時代フロンティア文学賞受賞作。 -
朝目覚めると、隣に昨日会ったばかりの名前も知らない女性の死体が転がっていた。容疑者の19歳の少年は、警察の取り調べに素直に応じるが……(「素直な容疑者」)。恋愛小説の名手が送るミステリー短編6編。
女の横で朝をむかえる、はじめての経験、充ち足りて、それでいて何かもの悲しい。夢うつつに目ざめた少年の目に突然、赤く汚れたシーツ、真っ赤な水をたたえた水槽がとびこむ……。名前も知らない女はすでに冷たい。(「素直な容疑者」)他に北国の孤独な風景の中に微妙にゆれ動く女の愛と哀しみを描く「峠」「窓辺の娘」など六篇を収録。 -
『トリガール!』スピンオフ小説収録。珠玉の文庫オリジナル短編集。
鳥人間コンテストに挑む人力飛行機サークル“プロペラ班”の彼女の恋、無骨な人情家にしてロマンチストなアニキの人生相談、学生時代の恋人と散歩する夜。恋愛小説の名手が紡いだ、珠玉の文庫オリジナル短編集。『トリガール!』スピンオフ小説を2編収録! -
「私はきみの書く小説が読みたい」。青春小説の名手ふたりが紡ぐ合作小説!
なぜか不幸を招き寄せてしまう体質と、家族とのぎくしゃくした関係に悩む高校1年生の光太郎。先輩・七瀬の強引な勧誘で廃部寸前の文芸部に入ると、部の存続をかけて部誌に小説を書くことに。強烈なふたりのOBがたたかわす小説論、2泊3日の夏合宿、迫り来る文化祭。個性的な部のメンバーに囲まれて小説の書き方を学ぶ光太郎はやがて、自分だけの物語を探しはじめる――。ふたりの人気作家が合作した青春小説の決定版!! -
愛する夫と幸せな家庭をもったものの単調な毎日に孤独と疲労感を抱き始めたむつ子。彼女はかつて年上の妻子ある男性との恋愛を経験していた。そんな彼女の前に、血のつながらない従兄弟の大学生・京太が現れる。内気な若い男をそそのかし、刺激を楽しむむつ子だったが……。人妻の揺れる心を描いた愛の心理劇。
――ふいに、簑島夫人のぬれたような黒い髪と眼を思いだした。わたしの指よりも白く細い、オパールの指輪をはめた彼女の指が、夫の体をまさぐっている。そんな沈んだ色合の場面を、わたしは心の中に描いていた……。単調な家庭生活に倦み、くずれた幻を追う人妻のむつ子。孤独をいやすために、血のつながらない従弟の“若い心”をくすぐる感受性の鋭い女。妻子ある男との無謀な恋にふけり、疲れ果て自殺に失敗した過去のある女の、“愛”の不条理を描いた長編傑作。 -
北海道。子供のときの病気が元で左腕に障害を持つ22歳の怜子は、公園でであった中年の建築家・桂木に興味を持つ。彼の妻が若い男と密会しているのを偶然知り、怜子は桂木を誘惑し逢瀬を重ねた。その二人の仲を知った桂木夫人は……。愛の強さと脆さと残酷さを描き、ベストセラーとなった恋愛小説の傑作。
“私が桂木さんに魅かれたのは桂木夫人の不貞を知ったからである。彼女のものうげな微笑をたたえた眼差しに私の心はいつしか捉えられ彼を愛すると共に夫人をも愛してしまう。それが死へ結びつくとは知らずに。”白鳥の羽根のそよぎにも似た若い女性の微妙な心の動きを追って北国の風景の中に展開する愛と死のロマン。 -
年下のパイロット・小中からの愛を受け入れた百合。しかし彼の子を身ごもったことを知った百合は、人知れず中絶することを決意する。そして百合は再び音楽の世界に生きようともがき始めるのだが……。揺れ動く女の愛と哀しみを描いた長編ロマン。
今日も千歳の基地の上空にはジェット機が飛び交う。小中青年の直情で翳りのない愛情は安らぎをもたらすこともなく百合の心は沈む。離婚、年上、音楽家としての経歴、それらはいつも二人の間に横たわり、消えることはなかった。愛とは互いに傷つけ合うだけのものであろうか……。ひとりの女の過去と現在を通して、愛と性の哀しみを著者は清冽な筆致で描く。 -
今は亡き父の反対を押し切って結婚したものの、離婚により故郷の北海道に戻ってきたヴァイオリニストの百合。心に傷を負い、さらには音感まで失われた百合は、ある日偶然、青年パイロットの小中と出会う。やがて結ばれる二人だが、それは新しい愛の苦しみの始まりだった……。北の大地を舞台に、清冽な愛の行方を描くロマンス。
父の反対を押し切って結婚したヴァイオリニスト百合は、離婚という重荷を背負い故郷北海道へ帰って来た。いまは、音感さえも失われ、ヴァイオリンを手にすることもない日々を送っている。ある日、百合は千歳の街で出会った青年パイロットに心惹かれてゆく。青年との新たな愛の始まりは、百合にとって新しい出発となるであろうか。緊迫した基地千歳を舞台に真実の愛の世界を描く感動のロマン。 -
「映画を撮る」その破壊的な魔力に憑かれた青年たちの爆走青春ミステリー!
20歳にして中堅私大1年の十倉和成。下宿の天袋からセーラー服姿の絶滅危惧種的大和撫子・さちがはいおりてきた日から彼の停滞しきった生活は急転する! 映画と少女と青春と。熱狂と暴走の新型ミステリ! -
恋も家族も巻き込んで、目指すはお笑いの花道だ! とびきりの青春小説!
岡花小春16歳。梅太郎とコンビでお笑いコンテストに挑戦したけれど、高飛車な美少女にけなされ散々な結果に。彼女は大手芸能プロ社長の娘だった! お笑いの世界を目指す高校生の奮闘を描く青春小説!
※本作は、二〇一〇年十月に光文社より刊行された単行本『カウントダウン』(『シェイクダンスを踊れ』〈集英社コバルト文庫一九九一年一月刊〉を加筆・修正)を文庫化したものが底本です。 -
中学3年間をともに歩んだ仲間とのとびきり熱い最後の夏! がむしゃらでピュアな少年たちを描いた青春スポーツ小説、堂々の完結!
県大会出場をかけた大事な試合で、遼介は右膝を痛めて負傷交代し、試合にも敗れてしまう。さらに監督の草間がベンチで倒れ、入院してしまった。遼介たち3年生にとって中学最後の大会となる夏の総体が1ヶ月に迫るなか、キャプテンと監督を欠き、不穏な空気に包まれる桜ヶ丘中サッカー部。3年間をともに過ごした仲間たちとの、最後の夏がはじまる――。 -
愛は果てしなく人を傷つける……。性愛の極を描いた問題作!
平凡なサラリーマン生活をおくる周は、ある夜、ニューハーフパブに間違えて入ってしまう。最初は戸惑う周だったが、その店のナンバーワン、妖しい魅力をたたえる花房に心を奪われ、真剣に思いを寄せるようになる。周の交際相手だった樹里は、そんな彼の心変わりが納得できず、花房に接近をはかり……。
人間の性のどうすることもできない痛みと哀しみを大胆に描き、発表時に話題騒然となった衝撃の長編コミック。 -
内田春菊の名作コミック、遂に電子書籍化!
ふとんの中が、おし入れの中が、お風呂の中が、そしてあたしの中が、あたしにとっておかあさんだった……。
兄夫婦との生活は、義姉がおかしくなるにつれ、ますます泥沼化する。腐りそうになる心とからだを抱え、男のもとをたずねるみどり。セックスは、ときにやさしく、ときに残酷なやりかたで、彼女の中で眠っていたものをよびさましていく。
人のもっとも深い部分を震わせ、人を変える性のすがたをいっそう鮮やかに浮きぼりにする、シリーズ第二巻。 -
内田春菊の代表作、遂に電子書籍化
考えないようにしてきたこと、見ないようにしてきたことが、いま、怒濤のように押し寄せてくる……。
遊び友達が起こした事故をきっかけに、シュンは心の脆さを露わにする。ふたりの間に、埋めることのかなわない深い隔たりを見せつけられたみどり。心は次第に彼から離れ、見えない力に引きずられるように、ひとりの男に惹かれはじめる。
どうすることもできない孤独とせつなさ。懸命にその闇をくぐりぬけようとする心。繊細で強靭な魂の行方を追う、傑作コミックの完結編。
※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
愛は果てしなく人を傷つける……。性愛の極を描いた問題作!
花房との関係を日に日に深めていく周。何とかよりを戻したい樹里は、自分に有利な状況をつくるため、周に「花房と七臣に無理やり犯された」と告げる。
だが、あっけなくその嘘を見破られると、周の同僚、高柳を利用して事を打開しようと企む。誘われるまま樹里と関係をもった高柳だったが、やっと彼女の欺瞞に気づき、重荷に感じはじめる。四面楚歌に陥った樹里は、今度は「妊娠した」と言いつのり、周に結婚を迫るが……。 -
内田春菊の名作コミック、遂に電子書籍化!
するときもちいい。求められると安心する。生きていてもいいというきもちになるみたい……。
両親を失い、兄夫婦と暮らす高校生、みどり。家も、学校も、うっとうしい。おし入れの中だけが、保健室のベッドだけが、安心していられる場所のような気がする。そんなけだるい日々のなか、みどりは誘われるままにひとりの少年と関係を持つ。
刹那的なつながりであってさえもひそむ温かさ。それを切実に求めようとする心……。微熱のような倦怠のなか、開かれていく性を描き、圧倒的な支持を得た問題作! -
愛は果てしなく人を傷つける……。性愛の極を描いた問題作!
花房は周、七臣、そして樹里との関係を続けながら、原因不明の体調不良に悩まされていた。一方、「妊娠した」という樹里の発言を一蹴したものの気分の晴れない周。成り行きで樹里と関係を持った高柳も動揺を隠せず、恋人の津也子に結婚を迫るが、その気のない彼女は樹里の妊娠を楯にとってはぐらかす。あせった高柳は七臣のもとをたずね、彼に責任を押しつけようとするが、そこで思わぬ事態が……。 -
愚かしくも切ない、わりなき恋――。あの名作コミックがついに電子化!
「奥さんいるくせに」――。妻子あるサラリーマン伊藤享次は、今日もまた女性たちと恋愛を重ねながら、孤独でやるせない日々を送っている。女たちに愛されてると思っていても、嫉妬し、動揺し、傷つく男。そんな男の愚かしさに惹かれつつ、女たちは冷静に言葉を返す。 「あたし誘ってるように見えました? だったらごめんなさい」「もうダダこねてもかわいくない歳だってことくらい自覚なさったら?」「悪いけどそこまでしてあなたと結婚したいなんて言った覚え、ないわ」……。男のファンタジーを切なく描く、オフィスラブ・コミック。
※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 -
愛は果てしなく人を傷つける……。性愛の極を描いた問題作!
普通の恋人同士のように、ごく自然に関係を持つようになった周と花房。しかし、からだを見ようとする周を、「あたしは神様のつくったおもちゃだわ」と花房は頑なに拒む。花房のからだに隠された秘密とは……。
一方、樹里は花房とその友人、七臣との倒錯した関係にのめりこんでいくが、それでもなお周を取り戻そうと策を弄する。
嫉妬、欲望、交錯する人間関係の中で、それぞれの運命の歯車が、少しずつ狂いはじめる。 -
愛は果てしなく人を傷つける……。性愛の極を描いた問題作!
七臣の死にうちのめされる花房。人と揉みあった形跡、遺体のそばに落ちていたアイスピックに疑念を抱き、なぜ七臣がそこまで人と争う事態になったのか、その理由を知りたいと思う。
七臣を死に追いやった高柳は、津也子のもとに潜んでいたが、彼女の発した言葉に激昂、常軌を逸した行動にでる。隙をみて、高柳から逃れ、周の部屋に駆け込んだ津也子は、そこで花房に出会い、ふたりが語りあうなかでことの真相が次第に浮きぼりになっていく……。
見逃せない、衝撃のラストシーン。
※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。